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ダンカン(Duncan Toys Co.)とは、アメリカ合衆国の玩具会社である。
プラスティック製品メーカー・Flambeau Inc.の子会社。
概要
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ヨーヨー・スピントップ(米国のコマ)・フィジェットスピナー・けん玉・ジャグリング用品など、スキルトイ全般を扱う。Flambeauグループ内で唯一玩具を扱っており、同グループの玩具部門として重要な立ち位置にある。
過去には菓子類も販売していた。
特にヨーヨーメーカーとして有名。
現存しているヨーヨーメーカーの中では最古の企業であり、1930-50年代のヨーヨーブームを生み出した会社ということで、米国では一定より上の世代には「ヨーヨーといえばダンカン」というイメージがあるという。
日本ではハイパーヨーヨーのラインナップに組み込まれたことで有名になった。
90年代を通して固定軸機種ばかり作り続けたメーカーとして有名だが、21世紀になってからハイエンド機種メーカーとして復活。80年以上を経て世界中のプレイヤーに愛されている。
歴史
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創業1929年。
ドナルド・F・ダンカンSr.(1892-1971)により設立されたおもちゃメーカー。
1932年、世界初のヨーヨーメーカーであるフローレス・ヨーヨー・マニュファクチュアリングを買収。以降現在に至るまでヨーヨーを主力商品とする。
ダンカンはデモンストレーターを世界中に派遣して販促を行ったり、ヨーヨー大会を主催するなど、現在まで続くヨーヨー販売法の基礎を作った。トリックブックを作ってパッケージに入れたのもダンカンが初である。
これらが功を奏し、1930年代には世界中でヨーヨーが大流行に。日本にも紹介され、第1次ヨーヨーブームをもたらした。
「yo-yo」は当初ダンカンの登録商標であり、買収時、フローレスが登録していたものを引き継いだものである。
そのため、古いパッケージには「if it isn't a DUNCAN, it isn't a YO-YO.」と書かれている。
しかし、この事実はほとんど周知されず、世界各社が「ヨーヨー」を販売していた。
ダンカンは法廷闘争で対抗するものの、最終的に「一般名詞化したため無効」として商標権を消失。
この裁判費用などが決め手となり、ダンカンは一度破産してしまう。
1968年、Flambeau社に買収される。
その後もヨーヨーメーカーとして一定のブランドを維持し続け、80年代まで業界最大手として君臨し続けた。
ところが、1980年代には、ヨーヨーに技術革新が発生。
それまでのヨーヨーは、軸の周りに直接輪になったストリングが引っかかっている固定軸と呼ばれる仕組みだったが、この部分にプラスチックのベアリングやボールベアリングを組み込み、スリープ時間やストリングの寿命を延ばすトランスアクセルという仕組みが確立するのである。
また、このころには手でねじって分解できるヨーヨーが誕生する。そのため、中でストリングが絡まった時にほどくのが楽になった。
また、回転が弱まると自動で戻るオートリターン機種がヨメガから発売され、ハイパーヨーヨー世代にはおなじみのシステムが出揃うことになる。
ライバル企業はこれらの技術を開発し、躍進したもかかわらず、ダンカンはずっと固定軸機種ばかり生産していた。
そのため、90年代にはすっかり時代遅れのメーカーとなってしまっていた。
日本でもハイパーヨーヨーとして発売されるものの、ヨメガヨーヨーが発売されると、扱いにくい固定軸機種は見向きもされなくなった。
1999年に、アヴェンジャー・バリスティック・トランスアクションなどのトランスアクセル機種も生産しだすが、すでに手遅れで長年のイメージを覆すまでには至らなかった。
イメージが劇的に変わるのは、2001年以降である。
スティーヴ・ブラウン主導で開発された新機種・フリーハンドが多数のプレイヤーに評価され、プラスティック機種のスタンダードになったこと。また、同機種が提案する新しいプレイスタイル・カウンターウェイトが一つの部門として確立したことにより、多くのエクストリームプレイヤーに同社のヨーヨーが支持されたことで、ダンカンは再びトップブランドの一つに復帰した。
現在でも、伝統の固定軸機種からエントリー向け、ハイエンド機に至るまで、幅広いラインナップのヨーヨーを生産し続けている。
日本での展開
1933年(昭和8年)のヨーヨーブームの際にダンカンヨーヨーが入っていたと思われるが、当時は日本を含む世界中でヨーヨーが製造販売されていたので、その規模は不明である。
1970年代にツクダオリジナルが、同社の「ダンカン・プロフェッショナル」を「ダンカンヨーヨー」としてOEM販売したことがある。
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1997年より、ハイパーヨーヨーとして一部機種がOEM販売され、以降のシリーズでも必ずダンカンがラインナップに組み込まれている。
また、輸入代理店・ラングスジャパンもダンカンヨーヨーを扱っていた時期があった。
買収された企業
- フローレス・ヨーヨー・マニュファクチュアリング(1932)
- プレイマックス(2002)
- カメヨー(2000年前後)
商品
【Sig: 】は、シグネイチャー元。
【Dsn: 】は、デザイナー。
ビギナー/クラシック
- フローレス
(旧フローレスより)
- トーナメント
-
インペリアル
-
プロフェッショナル
- バタフライ
(木製/プラ製)
-
ホイールズ (旧型)
- ワールドクラス
-
プロヨー
(旧プレイマックスより)
- プロファイヤー
(旧プレイマックスより)
- トランスアクション
-
イグナイト
- ライムライト
- リフレックス
- スポーツラインシリーズ
ルーピング
ストリング
- ドラゴンフライ
(旧プレイマックスより)
- バタフライXT
- Pro-Z
-
フリーハンド
【Dsn:Steve Brown】
- フリップサイド
- スローモンキー
- モスキート
- フライングスクワール
- ビッグファン
- メタルゼロ
- メタルドリフター
- メタルレーサー
- エコー
- エコー2
- メトロポリス
- ラプター
- ストリクス 【Sig:渡邉剛太】
- トルク
- メイヘム
- ヴェンデッタ 【Dsn:Kyle Weems】
- モーメンタム
- ディヴァージョン1.0
- Hugo Z Hor 【Dsn:Duncan Crew Czech】
- イグジット8 【Sig:Takeshi Kamisato】
- フリーバード 【Sig:Hank Freeman】
-
バラクーダ
【Sig:Rafael Matsunaga】
- マグネチュード
- トライアンフ
- グラスホッパー 【Sig:Karancz János】
- グラスホッパーX 【Sig:Karancz János】
- オリガミ 【Sig:Bryan Jardin】
- オービタル 【Sig:Tal Mordoch】
- MKT 【Sig:Christopher Makita】
- ウインドランナー
オフストリング
パーツ
所属プレイヤー
旧所属プレイヤー
→ は現所属または脱退後の最終所属。
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関連動画
関連商品
関連項目
関連Twitter
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