概要
日本国有鉄道が1974年~1981年の間に、コキ5500形を改造して制作した長物車の一つ。主に、レール運搬を専門にした貨車で、もともとは新幹線のレール輸送用として作られた。JR発足後は、JR四国以外のJR各社が所有している。
また、JR貨物が1992年に保有車の増備用として新造した車両があり、こちらは日鐵住金物流八幡が所有している。
最大積載量は37tまで、最大本数は28本まで積むことが可能で、50mレール用と200mレール用の2タイプが存在する。また、車両設備の違いにより車番が若干変わる。
レールを載せる際は、複数のチキ車両を跨いで使用する。50mレールの場合は3両使用し、中間車に緊締装置を搭載してレールを固定する。200mレールの場合は、編成の中央部分に緊締車を搭載し、両端車にはレールを積み降ろすためのエプロン車が搭載されたコキ車が連結されている。そのほかにガイドと中間滑り台を搭載した車両も連結されている。
カーブ区間の輸送を容易にするため、緊締装置とレールの間には若干の隙間を設けている。だが、それを超えてしまう区間もあるが、そこを通るときはレールも一緒に曲がる場合がある。→その様子の動画がこちら
現在、JR東日本が57両、JR西日本は36両、JR九州は14両、JR貨物は15両所有している。また、JR貨物が新造した車両は日鐵住金物流八幡が30両所有している。
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