ファイナルフォーメーションとは、究極の守備陣である。
概要
単純に訳すと「最終隊形」のような意味であるが、ネット界では2000年代中盤、プロ野球の中日ドラゴンズが試合終盤に敷いた鉄壁の守備を誇る野手陣をさすことが多い。
2000年代中盤(2005~2007くらい)、中日は「アライバ」こと荒木雅博・井端弘和の二遊間、扇の要の谷繁元信、強肩の外野手福留孝介にアレックス・オチョアと高い守備力を誇る選手がレギュラーを張っていた。それだけでも十分すごい守備陣なのだが、終盤になると一塁のタイロン・ウッズに代わって渡邉博幸、三塁に川相昌弘、外野に英智と守備固めを一気に起用。その結果、
捕手:谷繁元信(GG賞6回)
一塁:渡邉博幸(GG賞1回)
二塁:荒木雅博(GG賞6回)
三塁:川相昌弘(GG賞6回)
遊撃:井端弘和(GG賞7回)
左翼:英智(GG賞1回)
中堅:アレックス・オチョア(GG賞1回)
右翼:福留孝介(GG賞5回)
と、全員がゴールデングラブ賞経験者、全員合計して33回(2016年時点)というとんでもない布陣が完成してしまったのである。外野に関しては時によってポジションが入れ替わっていたが、いずれにせよヤバい。
先述の通り、ファイナルフォーメーションは試合終盤に組まれるフォーメーションである。中日が終盤、守備を固めて逃げ切りたい程度にリードしている・・・つまりそれは、「死神」岩瀬仁紀の出番を意味していた。特にナゴヤドームでファイナルフォーメーションをバックにした岩瀬から得点するなんて不可能に等しい。そんなわけで、ファイナルフォーメーションで岩瀬が登板した状態を「真・ファイナルフォーメーション」なんて言い方をしたりするらしい。
ただでさえ打者に厳しいナゴドで発動する全員GG賞の守備陣。この布陣は今なお「史上最強の守備陣」として挙げられることも多い。
関連動画
ファイナルフォーメーションの一例。この頃は森野将彦が台頭し、川相が出番を失っていた。
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関連項目
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