ヤンバルクイナとは、ツル目クイナ科ヤンバルクイナ属の、沖縄固有種の鳥類である。
概要
沖縄県のなかでも沖縄本島の山原(やんばる)という地域を中心に生息する固有種。クイナ科の鳥は基本的にうまく飛ぶことができない鳥で、ヤンバルクイナもほとんど飛ぶことはできない鳥である。地元の人からはアガチ・アガチャ(慌てん坊という意味)、ヤマドゥイ(山の鳥という意味)と呼ばれることがある。
大きさは、全長35cmほど、体重は340~430gほど。赤いクチバシと脚を持ち、全身は暗いオリーブ色のような色に、お腹の部分には白い横縞が入っている。夕方にはとても大きな鳴き声を発して仲間同士でコミュニケーションを取り、交通事故で轢かれた個体の胃の中から、果実や種子、貝やミミズなどを食べていると考えられている。
天敵はとても多く、最近では数は減ったもののハブ対策として連れてこられた動物であったマングースや、逆にこちらは増えている人間が連れてきたイエネコ、元々自然にいたハブたちなどかなり多い。また、人間が引き起こす交通事故で亡くなることも起こりうる。
関連動画
関連項目
- 1
- 0pt