丕とは、人名である。
人名
漢字として
- 意味
- 大きい、大きくて立派な、すなわち、奉る、(不と通じて)~ない。
- 〔説文解字・巻一〕には「大なり」とある。
- 字形
- 諸説ある。
- 金文では丕は使われず、不の字が使われている。その後、不のもつ「大きい」の意味を特に表す字として丕が使われるようになった。不は花の萼の象形字。
- 白川静は、丕は萼と雌しべが脹らんだところの象形で、さらに大きくなって結実した象形が否としている。
- しべに当たる縦画の途中に十のように太い点をつけるようになり、さらに変化して横画になったとされる。
- 〔説文〕には、不を声符とする形声とある。
- 音訓
- 音読みはヒ(漢音、呉音)、訓読みは、おおきい、さかん。
- 規格・区分
- 常用漢字ではない。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 丕を声符とする漢字に、伾、邳、岯、秠、胚、魾などがある。
- 語彙
- 丕休・丕業・丕顕
異体字
関連項目
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