低レベルクリアとは、レベルを低く保ったままゲームをクリアすること。縛りプレイもしくは、やり込みプレイの一種である。
レベルという概念の関係上多くの場合はRPGで行われるが、成長要素のあるゲームなら大抵のゲームで行える。
概要
意図的にキャラクターレベルを低く保って、キャラクターが弱いままクリアするプレイスタイル。
ボス戦などの強制戦闘によるレベルアップのみのプレイから、加入時のレベルでのクリア、果てには全キャラレベル1でのクリアなどがある。多くのゲームで行える汎用性、縛り内容や結果のわかりやすさから、タイムアタックと並んでよく行われるやり込みである。
クリア以外に、隠しボスなど特定の敵を倒すといった別の目標を立てる場合もある。
「低レベル」の基準はまちまちである。
通常の想定クリアレベルよりやや低めといった弱めの縛りから、理論上の最低レベルを目指す最強の縛りまで度合いは様々。
広く発表されて行われる場合は基本的に後者で、この場合は「極限低レベルクリア」などとも呼ばれたりする。
レベルを上げざるを得ない場合は、一人に集中して上げるか全体に平均して上げるかの選択肢が出てくる。
なお、ゲームによっては低レベルクリアによって単なる記録達成以外の利点が得られる場合がある。
例えば、『ファイナルファンタジーVI』や『ファイナルファンタジーIX』などがこれにあたる。
これらの作品では装備品でレベルアップ時の成長量が変わるため、レベルを低く保って進み終盤で一気にレベル上げした方が強くなれる。
苦労する点
難易度はゲームによってまちまちだが、極限低レベルを目指す場合はかなり苦労することがほとんどである。
HPの低さからキャラクターが一撃で倒されてしまうオワタ式状態になったり、攻撃能力が低く攻撃手段が非常に限られたりする。
一方、レベルに関わらず使える攻撃手段や、レベルとは別の形で成長できる手段がある場合、それらを利用することで難度を緩和できる。
『ファイナルファンタジーVIII』などは極端な例で、ゲームに慣れていればジャンクションシステムの活用により低レベルクリアは容易。
低レベルクリアにおける苦労は、単に戦闘能力が低く戦闘で大いに苦戦するというだけではない。
最低レベルを目指す際は、意図的なレベル上げだけでなくレベルが上がるような任意の戦闘を一切行ってはならないことを意味する。
低いレベルゆえにレベルがすぐに上がってしまうため、大抵の場合は経験値の入りうる戦闘を全て回避することになる。
そうなると雑魚から逃げ続けたり戦闘イベントを起こさないように進めたりする必要が出てきて、
作品によってはむしろ戦力的なハンデよりこういった「経験値取得回避」が大変で面倒くさい場合も見られる。
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関連項目
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