出とは、以下のことを表す。
人名
日本に出姓があり、名前（いずると読むことが多い）にも使われる。
- 出隆（いで たかし、1892年 - 1980年） - 日本の哲学者
- 新村出（しんむら いずる、1876年 - 1967年） - 日本の言語学者。広辞苑の編纂でも知られる
- 津田出（いずる、1832年 - 1905年） - 幕末から明治初期の軍人
- 熊坂出（いずる 1975年 - ） - 日本の映画監督
漢字として
出
- Unicode
- U+51FA
- JIS X 0213
- 1-29-48
- 部首
- 凵部
- 画数
- 5画
- 意味
- 内側から外へ移動する、旅立つ、出かける、現れる、発生する、生まれる、抜きん出る、追放する、支出、という意味がある。
- 字形
- 甲骨文では、上部が止（足趾の象形）、下部がU字形になっていて、足を踏み出すという会意字。出とは反対に、下向きの足趾（夂）を組み合わせた字は各。
- 下のU字がなにかについては諸説あり、履物とする説、金文で下部が口になっている形があることから、足趾と祝器で出立の儀礼を表す字とする説（白川静）がある。
- 〔説文解字・巻六〕には、「進むなり。艸木の益滋するに象る。上に出でて達するなり」とあり、草木がよく育って伸びていく象形としている。
- 音訓
- 音読みはシュツ、スイ（漢音、呉音）、訓読みは、でる、だす、いずる、いだす。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 部首
- 出は〔説文〕で部首である。出のほかに敖、賣（売）、糶、𦤙が属する。
- 声符
- 出を声符とする漢字に、咄、拙、茁、欪、柮、炪、㽾、䖦、聉、貀、絀、䪼、詘、黜、𪗨がある。
- 語彙
- 出位・出院・出捐・出演・出火・出荷・出芽・出官・出棺・出願・出港・出金・出勤・出軍・出家・出血・出撃・出現・出挙・出向・出航・出稿・出国・出座・出産・出仕・出師・出資・出自・出社・出所・出生・出場・出色・出処進退・出身・出陣・出世・出席・出来・出胎・出題・出立・出張・出廷・出店・出典・出土・出納・出動・出入・出馬・出発・出版・出費・出品・出兵・出没・出門・出問・出離生死・出力・出塁・
異体字
関連項目
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