孝元天皇
(こうげんてんのう 紀元前273年?~紀元前158年?)とは、古事記・日本書紀に記されている日本の第8代天皇である。
概要
紀元前255年に立太子され、孝霊天皇がお隠れになった後に即位した。
史書には在位中の業績等の記録が残っておらず、在位57年でお隠れになられた。
※お隠れになられた際の年齢は、日本書紀が116歳で古事記が57歳。
史書に業績がなく、日本書紀ではお隠れになられた際に116歳であった事などから実在しないとする説が一般的だが、稲荷古墳から出土した剣に第一皇子である大彦命(おおびこのみこと)の実在を示す系譜が刻まれていた為、実在したとする説もある。
※学術的に実在したとされる最初の天皇である崇神天皇は、日本書紀では120歳で、古事記では168歳でお隠れになられているのだが・・・
孝元天皇と言う諡号は、漢風諡号を持たない神武天皇から元正天皇までの44代(弘文天皇と文武天皇を除く)に対して、奈良時代の文人「淡海三船」が漢風諡号を一括撰進して以降呼ばれるようになったもので、古事記では大倭根子日子国玖琉命(おおやまとねこひこくにくるのみこと)、日本書紀では大日本根子彦国牽尊(おおやまとねこひこくにくるのみこと)と呼ばれている。
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関連項目
7代 | 8代 | 9代 |
孝霊天皇(こうれいてんのう) 紀元前290~紀元前215 |
孝元天皇(こうげんてんのう) 紀元前214~紀元前158 |
開化天皇(かいかてんのう) 紀元前158~紀元前98 |
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