宮本広志(みやもと ひろし)とは、将棋棋士である。1986年1月27日生まれ。和歌山県出身。森安正幸七段門下。棋士番号296。
棋歴
13歳のときに6級で奨励会に入会(その前は研修会に所属)。同期は豊島将之など7人がプロ入りしている。
1級で2年の足踏みがあったが19歳で三段に昇段、三段リーグでは5期目に11勝、7期目に12勝、11期目に13勝(1勝差で昇段逃す)、13期目に12勝(1勝差で昇段逃す)、15期目に12勝(1勝差で昇段逃す)、16期目に12勝(1勝差で昇段逃す)と好成績を収めていたがなかなか昇段できず、その間に26歳となり勝ち越さないと三段リーグに残留できない状況になる。
17期目は1勝4敗と出遅れてその後も調子を取り戻せず15回戦終了時点で7勝8敗となってしまう。三段リーグは全18局のため、残り3局を全勝しないと退会と言う厳しい状況に追い込まれたが、そこから3連勝して残留を決める。なお、最終局の対戦相手も負けたら退会と言う状態(共に9勝8敗で最終局)だったため、負けた方が退会という鬼勝負となった。
翌18期目に13勝5敗の成績で、三段リーグ在籍9年目でついに四段昇段となった。
回 | 年齢 | 成績 | 順位 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
37 | 19歳 | 10-8 | 15 | 中村亮介(同期)は既に四段 |
38 | 20歳 | 5-13 | 31 | |
39 | 20歳 | 7-11 | 22 | |
40 | 21歳 | 7-11 | 27 | 以後負け越しなし、豊島将之(同期)、金井恒太(同期)が四段昇段 |
41 | 21歳 | 11-7 | 7 | 村田顕弘(同期)が四段昇段 |
42 | 22歳 | 9-9 | 16 | |
43 | 22歳 | 12-6 | 7 | |
44 | 23歳 | 10-8 | 11 | |
45 | 23歳 | 11-7 | 7 | |
46 | 24歳 | 10-8 | 11 | 牧野光則(同期)が四段昇段 |
47 | 24歳 | 13-5 | 5 | 1勝差で昇段逃す |
48 | 25歳 | 9-9 | 16 | |
49 | 25歳 | 12-6 | 4 | 1勝差で昇段逃す、藤森哲也(同期)が四段昇段 |
50 | 26歳 | 11-7 | 8 | ここからは勝ち越さないと即退会 |
51 | 26歳 | 12-6 | 4 | 1勝差で昇段逃す |
52 | 27歳 | 12-6 | 3 | 次点、1勝差で昇段逃す |
53 | 27歳 | 10-8 | 11 | 7-8からの3連勝で退会危機を乗り越える |
54 | 28歳 | 13-5 | 2 | 四段昇段 |
プロ入り(四段昇段)した棋士の中では下記の三段リーグ記録を保持している
三段リーグ在籍中の第1回加古川青流戦では四段を3人破るなどの活躍で準優勝している(優勝は船江恒平)。
プロ入り後、2期目の順位戦で9勝1敗の成績でC級1組に昇級。
棋風
振り飛車党。
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関連項目
関連リンク
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