平壌冷麺単語

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ピョンヤンレイメン

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平壌冷麺とは、北朝鮮発祥の麺料理である。

概要

韓国料理の定番メニューのひとつである「冷麺」。
実は、そのルーツは韓国ではなく、北朝鮮である。
中でも首都平壌は咸興市と並んで、冷麺の本場として知られている。

冷麺というと、麺にゴムのような弾力があり、なかなか噛み切れない、
という印象を持っている方も多いかもしれない。
しかし、それは咸興冷麺の話。
平壌冷麺の麺は弾力はあるが、噛み切りやすい。
これは麺にそば粉が入っているからで、そのため麺の色も黒いのである。
焼肉屋なんかで食べる冷麺のあの弾力が苦手で……という人でも、平壌冷麺は口に合うかもしれない。

スープは、肉や牛の骨などでとったダシと白菜漬けの汁を組み合わせたもので、
トッピングは、肉類・卵・キムチ・ナシなど。

2018年の4月27日に、韓国の文在寅大統領と金正恩・朝鮮労働党委員長による南北首脳会談がおこなわれたが、その際、金委員長が晩さん会のメニューとして平壌冷麺を持ってきたことが話題に。
なんと、平壌の有名レストラン「玉流館」の料理長と一緒に、冷麺の製麺機まで派遣したのだとか。
平壌冷麺はさっぱりとした口当たりで、コクもあり、日本人の口に合うとも言われており、
歴史的な首脳会談で出される冷麺がどんな味なのか、気になるところである。