斎とは、以下のことを表す。
人名
日本人の姓、名である。
- 斎康敬(さい やすたか、1973年 - ) - 日本のアナウンサー
- 斎辰雄(とき たつお、1904年 - 1967年) - 日本の陸上競技選手
- 後藤斎(ひとし、1957年 - ) - 日本の政治家
- 外山斎(いつき、1976年 - ) - 日本の政治家
漢字として
齋
- Unicode
- U+9F4B
- JIS X 0213
- 1-67-23
- 部首
- 齊部/示部
- 画数
- 17画
- 意味
- 旧字体は齋。
- 音によって意味が異なる。
- 〔説文解字・巻一〕に「戒潔なり」とある。
- 日本語特有の意味
- いつく(心身を清めて神に仕える)。
- 字源
- 斉(齊)の省略を声符とする形声説、斉+示の会意説がある。
- 白川静は齊はかんざしの象形で、それに祭祀のための卓を表す示と合わせて、神事に仕える婦人が神に奉仕することを表す字だという。
- 新字体の斎は俗字。
- 音訓
- 音読みは1.の場合、サイ(漢音、呉音)、2.の場合、シ(漢音)。訓読みは、いつき、いもい、ものいみ、とき、いみ、いわい、つつしむ、ゆ、い。
- 名のりに、きよ・ただ・ひとし・よし、がある。
- 規格・区分
- 斎は常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 斎衣・斎院・斎戒・斎宮・斎舎・斎宿・斎場・斎壇・斎沐
異体字
- 齋は旧字体。常用漢字表に参考字体として載っている。JIS X 0213第二水準。
- 𪗓は、〔説文〕に「籀文。𥜹の省に從ふ」とある異体字。
- 𥜷は、〔康煕字典〕に「〔説文〕籀文」とある異体字。
- 𪗒は、〔字彙補〕に「〔説文長箋〕齋と同じ」「即ち籀文齋字なり」とある異体字。
- 㪰は、〔四声篇海〕に「古文。音齋」、〔字彙補〕に「古文齋字。篇韻註に見ゆ」、〔康煕字典〕に「齋と同じ」とある異体字。Unicodeにancient form of 齋とある。
- 䄢は、〔隷弁〕に桐柏廟碑に見えるとある異体字。齋と異構。斉の異体字と同形。
- 䬩は、〔字彙補〕に〔字学元元〕を引いて「齋と同じ」、〔康煕字典〕に〔桂海雑字〕を引いて「齋と同じ」とある異体字。Unicodeにsame as 齋とある。
- 夈は、〔字彙補〕に「齋と義同じ。〔五音集韻〕に見ゆ」とある異体字。
- 𠫱は、〔字彙補〕に「齋に同じ」とある異体字。
- 𠫸は、〔集韻〕に「𥚪:古、𠫸に作る」とある異体字。斉の異体字と同形。
- 𠮘は、〔字彙補〕に「齋と同じ」とある異体字。〔道蔵・洞霊真経〕を見えるとある。
- 𥚪は、〔集韻〕の本字。「𥚪:隷、齋・齊に作る」とある。〔康煕字典〕によると〔説文〕が本字とする字。
- 𩱳は、〔集韻〕に「𥚪:或ひは𩱳に作る」とある異体字。
- 𩱥は、〔康煕字典〕に「〔字彙補〕𩱳に同じ」とある異体字。
- 斋は簡体字。〔康煕字典〕に「〔篇海〕齋に同じ」とある異体字。
- 𩝦は、〔正字通〕にある俗字。
関連項目
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