彼が消息を絶って一週間になる。思えば「キュゥべえに学ぶ営業テクニック」を店頭で見かけたときからどこかおかしかった。一週間音信がなければこの大百科ファイルを開けとの事だったが果たして何があるというのだろうか。「暗黒通信団」とは何だろうか? 早速見てみようと思う。ところで外に漂う気配は何だ。ああ!窓に!窓に!(手記はここで途切れている。書きなぐった様に以下の記述がなされている)
暗黒通信団(アンコクツウシンダン)とは、主として評論を活動領域とする同人サークルであるといわれる。
概要
その活動の大部分が暗黒に包まれているため構成員(メンバーは複数いるであろうことが判明している)、活動内容の詳細(同人誌の発行とメーリングリストの運営が行われているらしいことがわかっている)は不明であるが、暗黒通信団は90年代初頭につくられたと思しい。以後、暗黒な活動を継続して現在に至る。
『円周率1000000桁表』『e-自然対数の底1000000桁表』『オイラー定数1000000桁表』などの数学領域の活動が一般にも高く評価されていたが、2011年、『キュゥべえに学ぶ営業テクニック』『キュゥべえの正しい使い方』を立て続けに発行、「ディレッタントなアカデミックアート」を体現する結果となった。
書籍に対してはISBN、雑誌に対してはISSNを取得した上で刊行しているため、同人誌即売会での頒布に限らず一般書店で取り扱うことができるのも特徴。
ジュンク堂書店では暗黒通信団フェアなるものまで開催されたことがある。フェア閉幕後もジュンク堂と暗黒通信団の相性は良く、2012年7月に刊行された『パターン認識と機械学習の学習-ベイズ理論に挫折しないための数学
』は池袋本店の7月初週総合ベストセラー1位という快挙(?)を成し遂げた。
余談だが、Wikipedia日本語版の「暗黒通信団」の記事は2度にわたる削除の末、作成保護がかけられている。
関連動画
ソーシャルメディア大学(ch365)
による「円周率1000000桁表」紹介動画。
関連商品
関連コミュニティ
その活動の大部分が暗黒に包まれているためコミュニティは存在しないと思われる。
関連リンク
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