松平治郷 / 不昧(1751~1818)とは、江戸時代後期に活躍した大名である。
概要
幼少の頃から学芸はみっちり叩き込まれたものの、乱暴だった一面もあった。やがて茶と禅を習うとこれも収まり、茶人としては不昧流を確立。「雲州御蔵帳」の名で知られる道具類も収集したが、現在では散逸している。
藩主としては、父・松平宗衍の頃から顕在化していた財政悪化対策を行い、朝日茂保(朝日丹波)率いる「御立派」とともに年貢の増額などの強硬策に踏み込みつつも、藩財政をいったんは好転させた。しかし茶人不昧としての活動は金がかかり、朝日茂保にして苦心して蓄えた金銀を見せたのは一生の不覚と言わせたほどとも。
関連項目
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