緑の神(Green God)とは、クトゥルフ神話における神の名前である。
概要
緑の神はラムジー・キャンベルによって創作された意識のある植物のような存在であり、地下の洞窟のなかに潜んでいる〈ウォーレンダウンの下に潜む恐怖〉と呼ばれる旧支配者である。
ウォーレンダウン(Warrendown)の地下の迷宮に棲んでおり、イングランドのどこかにあるというセヴァン渓谷(Severn Valley)には緑の神とみられる巨大な石像が存在しているという。
緑の神は植物のような見た目で、蔓状の触手を伸ばして獲物を捕らえることができる。
また緑の神の肉はまるで無害な野菜のように見えるが食べたものの姿を兎のような姿に変えてしまうといわれ、緑の神は常に兎の変異体のような崇拝者によって奉仕されているという。
緑の神はウォーレンダウンの村の変異体崇拝者以外には崇拝されていないようだ。
その姿はアイロール(Ei'lor)と類似しており、アイロールはセヴァン渓谷の地下深くに棲んでいる。
言及はされていないがアイロールと緑の神は同一、もしくは同種の存在なのかもしれない。
セヴァン渓谷にはアイホート(Eihort)がいる地下迷宮も存在し、その一帯はまさに旧支配者の巣窟となっている。
緑の神の子(Children of the Green God)
緑の神の子はもともとは人間だったが緑の神の肉を食したことによって突然変異した緑の神に対する奉仕種族である。
その姿は乱れた髪に極端に長い耳、大きな目、長い歯をしており、一見すると兎のような人間に見えるかもしれない。そして跳びはねるような足どりで移動する。やっぱり兎だ!
そして光に弱いようで洞窟のなかか鬱蒼と茂った森のなかに棲んでいるという。
彼らは変異の原因となった緑の神を崇拝する〈変異したウサギ種族〉へと進化したのだ!
登場作品:『The Horror Under Warrendown』-ラムジー・キャンベル
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