進研ゼミにおける編集室とは、同講座において学習教材の編集・提供を担う部署のことであり、また、それをモデルとして展開されている講座内のコンテンツ。
概要
ベネッセの展開する通信教育講座「進研ゼミ」において、問題文の制作や学習の手引き、また特集記事などの様々な教材を提供している本部。小学講座・中学講座・高校講座の各学年において存在し、各教科などを担う先生が在籍している。赤ペン先生のいる部署とは別で、2021年の時点で全体で約1000人が関わっているという[1]が、本誌においては各教科担当とされる人物が1人ずつ（たまにアシスタントも付いて）出演する。
進研ゼミの最初の講座である高校講座がスタートしたのは1970年代であるが、資料が僅少であるため「編集室」の明確な起源は明らかでない。筆者調べでは1980年の教材の時点で編集室が本誌に対して存在しているなど、その登場は早かったようではある。
イラストや漫画などでしばしばフィクショナルな誇張的描写がなされるものの、実際に関わったりしている実在の編集室の先生がモデルとなっていることは変わらず、時に実写で登場することもあった。一方で、アニメ化してビデオ・DVD、さらには進研ゼミマンガなどのDM販促にも登場したりする。
小学講座の低学年向けのものでは編集室ではなく「コラショ」などのキャラクターが登場して解説を担うが、小学4年生向け以降からは入れ替わる形で「編集室」の先生が登場し、解説するようになる。毎学年、異なる編集室が登場し、中学・高校講座でも全編に登場。1998年以前の「ブコマッチ」がアシスタントキャラクター、また「研一と進子」が受講生キャラクターだった時では、編集室の登場後にも本誌に引き続き登場し、先生と一緒に学習をサポートしていた。
進研ゼミの編集室の特徴として、先生ごとに様々な通称・ニックネームが付いているというものがあるが、初期には本名のみで〇〇先生と呼称するのがメインだった。特集をどの先生が書いたかなども紹介されていたし、リアルタイムに（月ごとに）人員の入れ替わりが反映されていた頃もあったが、この入れ替わりはある時期から1世代（年度）区切りとなっており、編集室のメンバーの話で世代がわかった。さらに近年では入れ替わりも少なくなってきている。
受講生は1990年代までは「チャレンジメイト」、以降は「チャレ友」と呼ばれ、編集室の先生とおたよりの募集コーナーや会員専用サイトなどで交流をする機会が設けられている。一時期には先生個人に対してお便りを送るといったこともできた。
また、近年でも、会員向けサイトで生放送をしたり、バーチャルな存在であるVティーチャーの「なるり」先生が登場したり、中学講座の編集室メンバーが異能バトルをする「空想学園パンタシア」という漫画が連載を開始するなど、可能性の幅を広げている。
関連動画
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関連項目
脚注
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