脇役とは、アニメ・映画・演劇・ドラマなどで、主役以外のキャストの事を指す。
概要
興行はメインを飾る主役を彩る脇役があってこそ成り立つことが多いのは周知の事実。無くてはならない存在ではあるが、日本語の語感的に脇役と言うのは少し侮蔑した感じが残ってしまう為、「バイプレイヤー」という言い方のほうが多い。
脇役無しのストーリーもできなくはないが、やる事が増えて欠点が減ったり万能化してしまう、強さの基準が分からない、いざという時の救済手段がなく物語が終わったり続行が困難となる可能性もある。また読者・視聴者への解説役が居なくなる場合もある。
現在は、作品のキャラクター性がかなり重視されてきており、脇役が主役に回る「スピンオフ作品」も増えている。アニメなどは、このような言い方はしなかったものの、スピンオフ作品の歴史が非常に長い業界でもある。
脇役の一種に「助演」という言葉があるが、これは主役の対になっている言葉で、「主役の他に、この役が無ければ作品が成り立たない重要な役」という意味である。
役柄における重要度は「準主演」と同等かそれに近いが、準主演にはその物語の中においてスポットライトが当たる場面が必ずあるのであり、あくまで主役の存在を支える役割を受け持つ「助演」とはこの点において区別される。
アカデミー賞では、主演と助演がそれぞれ存在している。主に主人公に対立する登場人物などがそれに当たるが、昨今、この場合は主演が2人(もしくは片方が準主演)という事にすることが多い。
中には脇役であるが可愛いなど、人気が出て出番が増える場合もある。
語源
元々、能楽において、主人公を引き立てる役を「ワキ」と呼んでいたのが始まりとされている。
そこから演劇などで主人公を助けたり、引き立てりする役を「脇」もしくは「脇役」と呼ぶようになったとのこと。
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