蓑とは、カヤやスゲなどで作った外衣である。雨風や寒さを防ぐために着る。多くは肩に羽織って着るが、腰に巻くタイプ(腰蓑)などもある。
漢字として
- 意味
- みの、草で覆う、花のしべが垂れる。〔玉篇〕に「草衣なり」とある。
- 字形
- 形声。声符は衰。衰に喪服の意味がある。
- 音訓
- 音読みは、サ、サイ(漢音)、訓読みは、みの。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。2004年に人名用漢字に採用された。JIS X 0213第一水準。
- 語彙
- 蓑翁・蓑蓑・蓑笠
異体字
- 簑は、〔康煕字典〕に「蓑と同じ」とある異体字。JIS X 0213第二水準。
- 簔は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。JIS X 0213第二水準。
- 𠱗は、〔集韻〕に〔転注古音〕を引いて「古文の蓑字」とある異体字。
- 𡔤は、〔康煕字典〕に〔転注古音〕を引いて「古文の蓑字」とある異体字。
- 𦸏は、〔集韻〕に「或ひは崔に从ふ」とある異体字。花が垂れるという意味での異体字。
- 莎は、〔漢語大字典・異体字表〕にある異体字。別の意味がある。
関連項目
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