雇とは、やとうという意味の漢字である。
漢字として
- 意味
- やとう、対価を払う、ウズラの仲間。
- 〔説文解字・巻四上〕に「九雇。農桑の候鳥なり。扈民不婬の者なり」とあり、雇は時期を知らせる鳥で、九種いるとある。またその九種の雇について「春雇、鳻盾なり。夏雇、竊玄なり。秋雇、竊藍なり。冬雇、竊黃なり。釗雇、竊丹なり。行雇、唶唶なり。宵雇、嘖嘖なり。桑雇、竊脂なり。老雇、鷃なり」と挙げている。〔爾雅・釈鳥〕にも似たような記述があるが、雇ではなく鳸になっている。
- 字源
- 諸説ある。
- 時候を知らせる鳥が戸に止まるところを表す会意とする説、神を祀る戸棚で鳥占いをする意とする説(白川静)などがある。
- 音訓
- 音読みはコ(漢音、呉音)、訓読みは、やとう。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 雇を声符とする漢字に、顧などがある。
- 語彙
- 雇役・雇用
異体字
- 𪄮は、〔説文〕に「雇、或ひは雩に从ふ」とある異体字。顧の異体字でもある。
- 𩿇は、〔説文〕に「籒文の雇、鳥に从ふ」とある異体字。〔竜龕手鑑〕に「鳸・𩿇:鳥の名。二同」とある。
- 僱は、〔漢語大字典〕にある異体字。JIS X 0212補助漢字。
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