高野進とは、元陸上競技選手であり、400mの日本記録保持者である。
東海大学陸上競技部の准教授兼コーチでもあり、末續慎吾、塚原直貴の師匠でもある。
概要
高校に入ってから陸上を始めており、当初は棒高跳びを専攻していた。
(出身の静岡県は、ほぼ毎年静岡県内の高校がインターハイで決勝に進出しているほど盛んな県である)
しかし練習中に故障して以降、棒高跳の取り組みはしていない。
その代わりとして短距離へ種目をシフトし、後にオリンピックに出場することになる400mをメインに競技人生を送る事となる。
主な競技成績
1991年の日本選手権にて、400mを44秒78と云う記録で優勝。ちなみに日本人として44秒台の記録をマークしているのは、現在でも彼だけである。また、驚異的なことにこの記録は30歳で打立てた記録である。
同年の東京世界陸上では同種目7位入賞
翌年のバルセロナオリンピックでは同種目の日本代表として出場。
見事決勝進出を果たし、8位入賞を果たす。短距離種目での決勝進出は、実に60年ぶりの快挙だった。
ちなみに、レース終了後労った妻に対して、ちゃっかり中継用マイクで「ありがとう」と応じた。
当然生放送でこのやり取りが流れた訳だが、視聴者からは感動したとの声が多数あったと云う。
引退後の活躍
引退後は東海大学のコーチに招かれ、今では准教授を務めている。
既にその片鱗を見せていた末續慎吾を指導する。その末續は日本記録(同時にアジア記録)を出させ、更には世界選手権で銅メダル獲得の偉業を成し遂げる。
結果速報が出た際は喜びを爆発させ、駆け寄る末續と抱き合い喜びあったシーンは、今もなお陸上競技ファンを熱くさせる名シーンと言えよう。
現在は東海大学の准教授と同校の陸上競技部コーチを務める傍ら、神奈川県に「Lap Time」と云うレストランを経営している。
日本陸連強化委員長も勤めている。TBSが選手にキャッチコピーをしつこくつけていた時期があったが、塚原直貴が合宿の際、高野氏がうんざりしているという旨の発言をしたことがあるとされている。後に世界陸上ベルリン大会ではキャッチコピーをつけるのをやめるよう日本陸連から通達を受けた。
また、最近はツイッターも始めたようである。
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