119系とは、国鉄(日本国有鉄道)が1982年から製造した直流近郊形電車。
概要
1980年代、吊掛駆動方式などを用いた「旧型国電」の代替を進めていく中で開発された電車の一つで、長大なローカル線「飯田線」の旧型国電を置き換えるために製造された。
中国地方のローカル線などで既に投入されていた105系をベースに、飯田線に適応する設備を備え開発。
国鉄分割民営化後はJR東海(東海旅客鉄道)に引き継がれた。元々は非冷房だったが、国鉄末期からJR化後にかけて冷房設置工事が行われた。(国鉄は集中式クーラー、JRは分散式インバータークーラーを設置)
1両編成(全M)と2両編成(1M1T)が存在する。1両編成は5100番台。2両編成は0番台と5000番台。ワンマン運転対応車は2両編成の5300番台。
運用
1983年に運用を開始し、80系などの旧型国電を置き換えた。飯田線での運用はもちろんのこと、中央本線(東線)の岡谷や上諏訪、茅野などJR東日本の路線にも乗り入れていた。
1986年には一部車両が冷房化改造と塗装変更を受け、するがシャトルの運行が開始された静岡運転所に配備されたが、高速性能に難があり遅延が多発したためほどなくして211系などに置き換えられ、全車豊橋機関区に戻った。
その後、機関区や運転所の統廃合があり、全車両が大垣車両区(海カキ)に所属。編成記号は0番台と5000番台が「E」、5100番台が「M」、5300番台が「R」。
2009年8月19日(水)、119系の国鉄色が復活!(青22号に灰色9号の帯が施され、飯田色とも呼ばれる)、鉄道ファンを沸かせた。
廃車
213系5000番台の飯田線転用に伴って、この形式で廃車が発生した。
するがシャトルに使用された初期車から廃車が始まり、313系の3000番台の転属により2012年3月に全車退役した。
引退を記念して2012年3月10日から31日まで「ありがとう119ウィークス」が開催された。
なお、一部の車両はモーターと制御装置をVVVFインバータ制御のものに交換、前面形状の変更、トイレの撤去などの魔改造を受け、えちぜん鉄道に譲渡された。
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