PocketWiFi単語

1件

ポケットワイファイ

2.1千文字の記事

掲示板へ

記事編集

PocketWiFiとは、イーモバイル(現:ワイモバイル)と中国のファーウェイテクノロジーズ(華為技術有限公司)が商標登録を持つ、ポータブル Wi-Fiルーターのシリーズ・ブランド名である。

概要

PocketWiFiシリーズは日本に於けるポータブル Wi-Fiルーターの本格的な普及の立役者である。

初代の特徴

初代PocketWiFi D25HWの特徴としては以下の点が挙げられる。(事業者により多少の違いあり)

下り7.2Mb ps・上り5.8Mb psで通信可能
最大5台の機器まで接続可能
最大4時間程度通信可能待受時間は100時間程度
無線LANはIEEE802.11 bおよびgに対応
暗号化はWEP・WPA・WPA2に対応
WPSによる暗号化クイックセッティングが可能
microSDカードスロット搭載でカードリーダーとして使用可能
電池切れの際でもUSB接続により通信可能

機種一覧

※特に記載のないものは華為技術製。

D25HW
PocketWiFiの第1号機。2009年 11月、イー・モバイルで発売された。E5830をベースにしている。
C01HW
D25HWのソフトバンク版。2010年 3月発売。SIMカードを2枚渡され、定額モード用SIMカードではイー・モバイルの回線を間借り(MV MO)して通信する。
HW-01C
NTTドコモ向けのPocketWiFi。2010年 11月発売。E585をベースにしている。D25HWやC01HWとは違い、本体のボタン数が減らされている。
S31HW
Android 2.2搭載の小型スマートフォン。PocketWiFi Sという愛称を持つ。2011年 1月、イー・モバイルで発売。IDE OSをベースにしているが、この機種ではFMラジオを使用することは出来ない。ただし、HSUPAに対応しており上り5.8Mb psでの通信が可能となった。画面内のウィジェットをワンタッチするだけでテザリング(ポータブルルーター化)することが出来るほか、電話をすることが可能になった。スマートフォンとしての性能は結構低いためテザリングメイン、スマートフォンはおまけとして考えるユーザー向けの機種である。SIM ロックは最初からかかっていない。
GP01
2011年 3月、イー・モバイルで発売。HSPA+に対応し下り最大21Mbpsで通信可能な機種。毎月の利用料がD25HWと比べて1000円ほど高くなる。ガンダム試作1号機ゼフィランサスとは無関係。
GP02
2011年 7月、イー・モバイルで発売。DC-HSDPAに対応し下り最大42Mb psで通信可能な機種。これまでのシリーズと異なり、本体カラーが黒色(これまでは白色)基調になっている。ガンダム試作2号機サイサリスとは無関係。
S41HW
S31HWの後継機。PocketWiFi SⅡという愛称を持つ。2011年 7月、イー・モバイルで発売。IDE OS X3をベースにしているが、この機種ではAndroid 2.3を搭載している。もともとはソフトバンクが004HWとして発売するはずだったが、イー・モバイルに寝返った模様。
GL01P
2012年 3月15日開業したイーモバイル LTE対応第1弾機のひとつ。下り最大75Mb ps、上り最大25Mb psで通信可能な機種。最大10台同時接続可能で、最大通信時間は約9時間。LTEが使えないときはDC-HSDPAでの通信(下り42Mb ps)に自動的に切り替わる。
GL02P
GL01Pと同時発売されたもうひとつのPocketWifi。韓国のエニーデータ製。GL01Pとの違いは、電池パックの交換が可能になった代わりに、microSDカードスロットがなくなったことである。
GL04P
GL01P,GL02Pは「カテゴリー3」の通信規格に対応しているが、この機種では更に高規格の「カテゴリー4」に対応しており、カテゴリー4での通信サービスが開始された暁には、下り最大150 Mb ps、上り最大50Mb psで通信可能となっている。現状はまだカテゴリー3でのサービスなので下り最大75Mb ps、上り最大25Mb psでしか通信できない。
GL09P
中国のZTE(中興通訊)製。イーモバイル回線のみならず、ソフトバンクのAXGPにも対応した端末。AXGP接続時には下り最大110 Mp ps、上り最大10Mb psでの通信が可能。
GL10P
GL09Pの後継機で、華為技術製。大型タッチパネル搭載。
303HW
地デジチューナー(フルセグ・ワンセグ)を内蔵。地デジチューナーを持たないスマホ・タブレットでもテレビ視聴が可能になる。
305ZT
ZTE(中興通訊)製。ワイモバイル初のキャリアアグリゲーション対応機で、下り最大165 Mb ps、上り最大10Mb psでの通信が可能。2015年 1月現在、キャンペーンでこの機種は速度制限解除料が課金されない(おかわりし放題)ようになっている。