大峰山とは、奈良県南部にある山脈の通称。特に大峰山脈のうちの山上ヶ岳を指していうことが多い。日本百名山の一つ。
概要
「大峰山」という山名の山は存在しない。古来から修験道の修行の場として崇められてきた大峯奥駈道の全体を指して呼ぶ名前が、広義の大峰山である。この場合の最高峰は、1,915mの八経ヶ岳となる。
大峯奥駈道は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を構成しており、いわゆる「熊野古道」の一部でもある。
狭義の大峰山は、一般に山上ヶ岳(1,719m)のみを指す。山頂には大峯山寺があり、開山期には多くの巡礼者が訪れる。
女人禁制の山
山上ヶ岳には「女人禁制」という伝統を今なお保持しているという際立った特徴がある。修験者の山という伝統を守るために山中には女人結界が設けられ、これを越えて女性が山に入ることは許されていない。
現在の日本で、年間を通して女性の入山を一切拒む山はここのみとなっている。
西ノ覗
山上ヶ岳山中には、大岩の上から体を乗り出して捨身の行をする場所がある。下まで200mくらいある岩の上から、体の半分以上を乗り出す光景は圧巻である。一応、体に腰縄を巻いて支えてくれる人がいるので、安全に問題は無いと思われるが。
関連動画
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
関連リンク
- 修験道体験 奈良県 天川村 大峯山(天川村公式HP)
- 世界遺産 大峯 | 天川村公式サイト(奈良県) 観光ページ
- 山上ヶ岳 | 天川村公式サイト(奈良県) 観光ページ
- 弥山・八経ヶ岳 | 天川村公式サイト(奈良県) 観光ページ
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