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もふもふ

第三世代義肢…第二世代の義肢よりも更に装甲部分を増設。肌質部分の感触を人間のものと変わらない質感に維持しつつ、靭性も向上。
筋出力の増加はもちろん、攻撃時の衝撃を更に強化するためのフォトン式インパクトブースタ、脚部にはショックアブソーバーを内臓。
重量も勿論爆発的に増えたが、シノさんが全く気付いていない所からまず問題ないだろう。
彼女自身による数時間の戦闘耐久テストにも耐え切ったことから、普段の戦闘にはこれで十分な耐久度を持つといえる。
タイニー・アント工業が自身のプライドを賭け完成させた、見た目と性能面を両立したハイエンド品。
強さも欲しいけれど、やっぱり可愛さも捨てたくない…そんな純粋な乙女心を残す彼女は、この世代のものを普段の活動時身につけている事が多い。

第四世代義肢…『更に戦闘の為に特化した義肢を』というオーダーに応えるため、軍直属の兵器開発チーム『皐月・円環機関』が開発した『戦闘用』の義肢のプロトタイプ。
逆に言えば今までの世代の義肢はシノさんにとっては戦闘用ではなく、『生活用』にカテゴライズされるものだということである。…とてもそうは思えないほど重く、且つ要らない機能が付いているが。
戦闘用というオーダーから見た目を度外視、超高出力の人工筋肉を最大限に活用。筋出力を第三世代のものよりも遥かに高めた。
更に各部位に加速のためのスラスターを設置。彼女の『跳躍での接敵』をサポート、跳躍スピードを2割ほど向上させることに成功。
加えて各部に圧縮式フォトンブレードを配置。殴ることで破壊できなかった対象（まあそんなものがこの世界に存在するのか怪しいが…）への追撃を可能にした。
追加装甲もしっかりと備えており、重機関砲の雨に５分晒されても傷ひとつつかない程の耐久性を手に入れた。
靭性も第三世代のものよりも更に向上、最早これ以上の性能は数十年先も制作できないだろうとするほどの傑作
…だった、のだが。彼女の必殺技といえる『ベアハッグ』には到底耐え切れず、人工筋肉が千切れ飛んでしまった。
この義肢使用時に収集したデータを元に、あらゆる性能を向上して完成させたものが第五世代義肢である。
そのため、第二世代義肢と同じくこの義肢も使われることは少ない。
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