あい(列車)とは (アイとは) [単語記事]

あいとはJR四国で運行していた列車名である。

概要

1998年から1年間だけ徳島線で運行されていた臨時特急である。名目上は臨時列車であったが、実際は毎日運行されており特急剣山・急行よしの川と共に徳島線の優等列車としての一翼を担っていた。

特急あいは同年4月5日に明石海峡大橋が開通し、それを利用して徳島県を訪れる事が増えると予想されたので徳島線の利用促進を目的として設定された。車両は他の徳島線優等列車（特急剣山・急行よしの川）と同じくキハ185系が使用されていたが、特急あいにはペインティング等の特別仕様が施された専用編成を使用していた。例えば正面は狸の顔だったり、側面は阿波踊りを踊った人のシルエットだったり、車内は渦潮の絵が書かれていたりしていた。また、ヘッドマークも白字にピンク色でハートマークがデザインされていた物が使われていた。

JR四国には前年夏から予土線経由で高松～宇和島・松山間にペインティング仕様が施された臨時特急I LOVE しまんとを走らせており、特急あいもそれに続くものであったが、特急I LOVE しまんとが1999年夏まで運行されていたのに対し特急あいは1999年春に特急剣山と統合という形で廃止されてしまった。尚、利用状況自体はまずまずだったようである。