誰かが最初に右のナプキンを取ったら全員が「右」を取らざるを得ない。
これが「社会」だ……………
土地の値段は一体誰が最初に決めている?
一体 誰が最初に決めている?
違うッ!!ナプキンを取れる者が決めている!
この世のルールとは「右か左か」?
このテーブルのように均衡している状態で一度動いたら全員が従わざるを得ない!
いつの時代だろうと………この世はこのナプキンのように動いているのだ
そして「ナプキンを取れる者」とは万人から「尊敬」されていなくてはいけない
わたしが「ナプキン」をとるとは、ファニー・ヴァレンタイン大統領が『こういう予期せぬ事が起こらぬようにする』覚悟を決めたときのセリフである。SBR第19巻に登場する。
ナプキンを最初に取れたら不運さえも味方にする「真の力」を得られるという考えのもと、『最初に取った者』になるため、スティール・ボール・ランレースで聖人の遺体を集め、もう少しで遺体が完成というところでルーシーの残したメッセージによりディエゴ・ブランドーとホット・パンツに追跡を許してしまった時の大統領の台詞。
元ネタは自発的対称性の破れの発見により2008年にノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎の著書『クォーク 素粒子物理はどこまで進んできたか』内の以下の一節。
宴会が開かれていて、大きなテーブルのまわりに大勢の客がぎっしり着席している。
各々の席の前には皿、ナイフ、フォーク、ナプキンなどのセットがきちんと置いてあるが、隣の席との間隔が狭いので、どちら側のナプキンが自分に属するのかわからぬほど左右対称である。
実際どちらをとってもかまわぬはずだが、誰か一人が右側のナプキンをとり上げれば他の客もそれにならっていっせいに右のをとらなければならなくなり、とたんに対称性が自発的に破れてしまうのである。
この例え話自体は昔から様々な媒体で取り上げられてきたものらしい。これ以外にも素粒子の話を前置きとしてスタンドのおさらいをするなど、作者はSBR執筆時には本書及び物理学に熱心だったことが伺える。
掲示板
72 ななしのよっしん
2024/05/10(金) 20:47:39 ID: /wfWt8FDO0
>>61 の素朴なように見えてその実ちゃぶ台返しする話に >>62 がジョジョ風の言葉遣いで「そういうのやめろ」って言う流れめっちゃ笑える
73 ななしのよっしん
2025/02/10(月) 01:45:18 ID: JReTEgn7z0
「会議で主導権をとる人間は一番最初に発言した人間であることが多い」
という心理学の研究結果があるので、割と妥当な発言だったりする
74 ななしのよっしん
2025/04/04(金) 16:02:47 ID: ISrJjrxdUh
一時代を切り開くっていうのはそういう事よな
んで尊敬されなくてはならないっていうのも分かる
最近だと野球界なら大谷翔平がそれ(二刀流=ナプキンとするなら正確にはナプキンを取ることを勧められたという感じだが)
もし仮にナプキンを取った人間が尊敬され無かったら?
周りからの同意を得られずナプキンを取っても直ぐに降ろされるだろう
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最終更新:2025/12/08(月) 18:00
最終更新:2025/12/08(月) 18:00
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