イット・ケイム・フロム・ザ・レイト・レイト・レイトショウ(It Came From The Late, Late, Late Show)とは、TRPGのシステムの一つである。略称はレレレ。
アメリカのゲーム出版社ステラゲームズによって発表された、「低予算映画」をモチーフにしたTRPGである。
日本においては、1997年にスザク・ゲームズにより「- 深夜三流俗悪映画の来襲!!」として発売された。
ちなみに、スザク・ゲームズ代表の朱鷺田氏が翻訳交渉を行った際、制作スタッフから「本気か?」と正気を疑われたという逸話がある。
日本独自のサプリメントとしては、1998年に発売された「-J 深夜三流俗悪アニメの逆襲!!」がある。
この「深夜三流俗悪アニメ」というフレーズは現在でいう深夜アニメのことを指しているのではなく、前作タイトルのパロディである。
深夜、通販番組などと一緒に流れているような、低予算でB級な糞映画を再現することを目的としたゲームである。
PL達は俳優となって、GM=監督が作る低予算映画の役を演じる二重のメタ構造となっている。
低予算映画であるため、PC=俳優達は体当たりで役を演じることを要求される。
特殊効果も脚本によるフォローもないため、映画で役に要求される能力は俳優自身が表現しなくてはならない。
(例:銃撃戦は実銃で撃ち合う、カーチェイスは俳優自身が運転する、ピンチの打開策は俳優自身が考える、など)
しかし、低予算映画に出演するような売れない俳優達に十分な能力があるはずもなく、映画のシナリオ進行は当初の筋書きからどんどん崩壊していくこととなる。
俳優側にも積極的に映画の内容に干渉する機会が与えられている。無茶な監督の要求に「シーンを降りる」ことで対抗したり、危険な場面の演技を「スタント」を用いることで回避したり、どうしようもなくなった事態を「フィルムを燃やす」ことでどうにか解決したり、といった映画撮影という設定に沿った内容となっている。
映画撮影という舞台設定を生かし、プレイヤーが積極的に介入できるギミック・メタ視点を活用し、常に一歩引いた視点で臨むスタイルなど、当時のTRPGとしては斬新な特徴が高く評価されていた。
翻訳スタッフを中心として雑誌等での紹介が積極的に行われたこともあり、当時タイトルを知っているプレイヤーは多かったという。
が、あくまで本来は「B級映画を再現して楽しむバカゲー」であり、ルールの先進性は本質ではないことに注意したい。
卓ゲM@Sterシリーズ「M@ster Late Show」
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最終更新:2025/12/06(土) 03:00
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