カナディアンワールド

カナディアンワールドとは、北海道芦別市にある市営公園である。

概要

カナディアンワールドはバブル景気に湧き上がる１９９０年、小説「赤毛のアン」をモチーフとして、国や市の莫大な支援をもとに露天掘りの鉱山跡に大々的に作られ、華々しくオープンした。

当時は、おなじく炭鉱から観光の街としてそこそこの成果を挙げていた夕張市（石炭の歴史村、マウントレースイなど）に追いつけ追い越せとばかりに、芦別市の新たな観光スポットとして、また元炭鉱マンの失業者対策のためにと作られたのだが、バブル崩壊・交通の便の悪さ・莫大な維持費・あまりにも限定的過ぎるテーマ性・リピーター客の取り込み失敗などが響き、オープン翌年より入場者が一気に減ってしまう。芦別市も必死に税金をつぎ込んで支援したものの、その努力も報われず、１９９７年に閉園に追い込まれた。

その後、負債の問題などで色々紆余曲折があったものの、現在は多額の税金をつぎ込んだ責任を負ってのことか、芦別市の管理のもとで夏季限定・入場無料の市民公園として一般開放されている。

関連動画

関連項目

• 町おこし
• テーマパーク