キレキレ妹がデレるまで!

概要

2012年に美少女文庫（フランス書院）から発売された成年向けの小説。速水キル著。イラストはミヤスリサが担当。
美少女文庫・編集長特別賞受賞作品。帯のコメントに曰く「審査員一同、ノックアウトでした。」
速水キルの著作としては、1作目（処女作）となる。 

兄へ噛み付いてばかりのキレキレ妹と、その妹にケンカを売られたりで手を焼く日々を送る兄・耕太。
そんな表情豊かな兄妹間で繰り広げられる、ちょっとしたきっかけから始まる恋愛バトルの内容をラウンド毎に描く。
（そのため、挿絵がそのまま格闘ゲームの体力ゲージのように工夫されているのも特徴。） 

美少女文庫の公式サイトでは、Web版の番外編（前日譚・サイドストーリー）も読める。

ストーリー

タイトルが示す通り。

耕太の妹・夏輝は事あるごとに兄にじゃれつき、もとい噛み付いてくるキレキレな妹。
そしてある時から、毎晩眠っても疲れが取れないばかりか日に日に衰弱していく日々を送る兄・耕太。
この心身ともに休まらなくなった有様が夏輝の仕業である事を悟った耕太はあるとき、夏輝が寝ている間にイタズラをしている証拠を掴むため、枕元に隠しカメラをセットして眠りに付く。
そして翌朝、耕太が隠し撮りした録画映像で見たものとは、寝ている自分に対して夜這いを敢行しキスしたり、跨ってエッチな行為の数々に耽るという予想の斜め上の光景だった・・・

「まさかコレ、本当に夏輝か・・・？」

登場人物

水谷夏輝（みずたに なつき）

本作のヒロイン。兄・耕太とケンカばかりしては文字通り平気で「噛み付く」負けず嫌いで元気印な妹。
しかし本心では耕太に構ってほしいお兄ちゃん子で、いつしかそれは兄への愛情へと変わっていった。
ストーリーを通して、ツンツンしたり突然キレたりデレデレしたりベタベタ甘えたりと表情が色々に変化する。

水谷耕太（みずたに こうた）

主人公。夏輝の実兄。受験を控えた男子学生だが、マイペースな性格で受験勉強には執着していない。
幼少時から夏輝とは一緒に遊んだり世話をする機会が多かったが、最近は夏輝とケンカしてばかりの心休まらない日々を送る。しかし幼い頃から既にフラグが立っていた事は本人も知らず・・・

松永良子（まつなが りょうこ）

耕太と同じクラスの女友達。夏輝と同年代の弟を性的な意味で溺愛しているブラコン姉。
耕太にとっては、えっちぃ話題も含め気兼ねなく世間話や相談事を話せる仲。
松永姉弟のスピンオフストーリーはまだですか？

関連コミュニティ

関連項目

• ミヤスリサ
• 妹 / ツンデレ
• ブラザーコンプレックス
• 夜這い
• 実妹エンド
• 小説作品一覧

関連リンク

• キレキレ妹がデレるまで！番外編　（美少女文庫　公式サイト）