グランナードとは、ダイの大冒険のスピンオフ作品、勇者アバンと獄炎の魔王に登場するキャラクターである。
アバンら勇者一行が魔王軍の拠点地底魔城に攻め込んだ際、彼らに対抗するためハドラーが禁呪法によって生み出した魔物。その肉体は地底魔城を構成する花崗岩によって作られている。その姿は後にハドラーの禁呪法によって生み出されたフレイザードと類似している。
自分の肉体や周囲の岩石を自由自在に操ることができ、「岩の中に潜り、自在に泳ぐ」「自分の肉体を変化させる」「岩石を武器に加工する」などの芸当をすることが可能。特に、自身を生み出す素材となった地底魔城の中では、床や壁、天井が自分と同じ物質でできているため、無類の強さを発揮することができる。さらに、自身の核(コア)を破壊されない限りはどれだけ身体を傷つけても再生してしまう。
ハドラーのいる魔王の間に通ずる地獄門へ向かうための通路でアバンとレイラを襲撃。地の利を活かして二人を翻弄するも、レイラの策によってアバンを地獄門へと通してしまい、彼女と一対一の戦闘をすることになる。
小物臭い粗暴な言動が特徴で、レイラからは「下劣」、仲間のバルトスからは「品の無い物言いの魔物」と評されている。無視しても良いはずのレイラの挑発にまんまと乗り足止めをさせてしまう迂闊さがある。また、弱いはずなのに自分に立ち向かう「人間」という存在に対して強い嫌悪感を感じており、アバンのために立ちふさがるレイラを見た時は「不愉快なおまえら(人間)を掃除するために生まれたのがこのオレ」とまで称し、彼女を徹底的に痛めつけた。
このような性格になったのは、ハドラーの精神状態が影響していることが原因だと思われる。禁呪法によって生み出され生物は術者の感情を反映し、同じくハドラーの禁呪法によって生み出されたバルトスはハドラーの武人らしい真っすぐな性格を反映している。しかし、グランナードを生み出した時のハドラーは「凍れる時の秘法」による封印と復活を経て、封印直前に抱いた「人間への恐怖心」が肥大化していた。アバンたちが地底魔城に攻め込む前、ハドラーは部下のガンガディアから「最深部の魔王の間で待ち構え、アバンたちがそこに到着するまでガンガディアやバルトスら部下たちが消耗させる」策を提案された。本来のハドラーであれば、最初から前線に立ち自ら戦うことを好むが、人間への恐れからか反論すらせず、その提案を受け入れた。さらに、それでも不安が収まらなかったのか、急遽生み出したのがグランナードであり、そのような状態で生み出された彼が上記のような性格になるのは必然と言える。魔王の間へ通じる地獄門の門番を任されたはずのバルトスは、ハドラーがグランナードを生み出したことに、「自分を門番として信じていない」と思い、深く傷ついてしまう。
一方で、仲間であるバルトスのことを彼のいないところで「地底魔城最強の剣士」「(地底魔城の番人として最適と言われて)番人ならこの先立派な奴が立っているぜ」と言い、少なくとも最低限の敬意を払っていることが伺え、彼同様粗暴な言動が目立つフレイザードが仲間はおろか創造主であるハドラーすら見下していることと比べると対照的である。自身の想いを主君に裏切られショックを受けたバルトスだったが、ハドラーは部下に対する信頼を完全に失っていたわけではなかったのかもしれない。
グランナードに関するニコニコ静画のイラストやマンガを紹介してください。
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3 ななしのよっしん
2024/09/19(木) 01:06:34 ID: v9s7wNF2pG
その内、下半身が竜巻になったグランネード、なんてのが出てきそう。
左右対のフレイザード、上下対のグランネードで四大が揃う。
4 ななしのよっしん
2024/10/28(月) 20:56:12 ID: BNoTyeDKsB
5 ななしのよっしん
2025/11/16(日) 16:49:24 ID: /MyA1usy0d
バルトスはハドラーへの失望で頭が一杯だった所あるけど、口悪いなりにバルトスを立てる発言しか影で言ってないからハドラーの心境って人間への恐怖と部下を信じたい気持ちとですっごい複雑だったんだろうな。
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最終更新:2025/12/05(金) 22:00
最終更新:2025/12/05(金) 22:00
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