ハドラー親衛騎団( - しんえいきだん)とは、漫画『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』に登場する架空の軍団である。
大魔王バーンが持っていたオリハルコン製のチェスの駒を基に、ハドラーの禁呪法によって生み出された金属生命体。5体それぞれ個別に意思がある。
「兵士(ポーン)」の駒から生み出された戦士で、格闘戦を得意としている。
武人となったハドラーの性格を最も強く受け継いでおり、常に真っ向勝負を好む。必殺技は左の拳にメラゾーマの高熱を込めた「超熱拳(ヒートナックル)」。
ヒュンケルを生涯の宿敵と認めバーンパレスで一騎討ちを挑むが、新たな力に覚醒したヒュンケルの相手ではなく、あえなく敗れ去っている。止めは刺されなかったが、高空を舞うバーンパレスから落下したため、死んだと思われていた。
しかし、ハドラーの死後自力で這い上がろうとしたヒムに奇跡が起き、禁呪法生命体から一個の金属生命体へと生まれ変わり、頭部から銀色の長髪が現れるようになる。その姿はまさしくハドラーの生まれ変わりであり、生命を得た事で闘気を操れるようになる。
その力とスピードは魔界の強豪モンスター数百体を一瞬で全てを蹴散らす程。また、上記の奇跡を起こした点や高確率でマキシマムの部下にされてしまう兵士の身でありながら、ハドラーの部下に選ばれた運の強さも持ち味である。(確率についてはマキシマム(ダイの大冒険)参照)
魔法力が失われたかどうかは不明だが、必殺技が高熱の代わりに闘気を込めた「闘気拳(オーラナックル)」へと変質している。
「騎士(ナイト)」の駒から生み出された戦士で、持ち前の跳躍速度を生かしたスピード戦術を得意としている。
慎重且つ思慮深い性格の持ち主である事と、呪文を跳ね返す能力を持つ伝説の防具「シャハルの鏡」を所持している点から魔法使い、強いて言えばポップの天敵とも言える相手である。
イオ系呪文の使い手で、必殺技は取り外した右手首部分を押し当ててイオナズンの破壊力を内部に打ち込む「ライトニングバスター」。バーンパレスに於いてポップに頭脳戦を挑むが、己の上を行くポップの頭脳の前に敗れ去った。
「城兵(ルーク)」の駒から生み出された戦士で、巨体を生かしたパワー戦術を得意としている。
普段は「ブローム」としか話す事が出来ず、親衛騎団内でも謎の多い存在となっている。軍艦を片手で持ち上げ放り上げるほどの怪力を持ち、単純なパワーであればクロコダインをも凌駕する上に、知力も低いというわけではない。
最初にアバンの使徒らと戦った際、完全に虚を突いて放たれ回避不能と思われたメドローアを、ポップ曰く「仲間のために命を捨てる覚悟が無いと絶対に思いつかない方法」をとっさに考え実行、仲間4人を無傷で押さえた。
必殺技は、鎧内部の本体を出現させて自分と対象者の立ち位置を一瞬で入れ替えつつ、脱ぎ捨てた外殻ボディで対象者周りにバリアを形成、自身と引き換えに対象者を守り抜くという捨て身の防御技「キャスリング」。
呪文およびそれに類する力を使えるのかどうかは不明。親衛騎団それぞれが呪文を1系統ずつ受け持っているのだとすればブロックはヒャド系担当になるが、作中では使う場面は一度も無かった。
作中では、止めを刺されそうになっていたハドラーに対してキャスリングを発動させピンチを救っている。本体は片言ながらも話せるようで、自らの最期には「ミンナ…ハドラーサマヲ…タノム…!」と話していた。
ちなみに、キャスリングはチェスにあるルールの一つであり、本来はチェックメイト後のキャスリングは反則であることをバーンが語っている。
「僧正(ビショップ)」の駒から生み出された戦士で、奇襲戦法を得意としている。
全身の9割が刃物となっており、迂闊に攻撃しようものなら逆に攻撃した方が斬れてしまうという危険な身体の持ち主。
騎士道精神に溢れた他のメンバーと異なり、弱者をいたぶる嗜虐性などハドラー自身も捨て去ったと思っていた魔軍司令時代の性格が色濃く反映されており、普段は表に出さないものの、残忍な性格。作中でもチウをいたぶったりしている。
だが他の親衛騎団といる間は和を乱さないように調子を合わせたりなど普段は協調性があり、また弱者に容赦せずいたぶるが、同時に実力差に屈しない勇気ある姿勢を「立派」だと感じたり、己の両眼を潰したバランを倒すことに執念を燃やし名誉や功名などを捨てて命令を無視、仲間に済まないと思いつつも親衛騎団抜けて独りバランに挑むなど、かつての残酷なハドラーと武人としてのハドラーの両方の性格を併せ持ったような性格をしている。
唯我独尊でしかなかったフレイザードを生み出した頃のハドラーではないことを改めて強調する存在であると言えよう。
バギ系呪文を極めている他、両手を頭上で合わせて自らをドリルのように高速回転させ突撃する「ツインソードピニング」という必殺技も持っている。親衛騎団の中では、唯一激戦を繰り広げる前に倒された事もあってか印象が薄いキャラと言えるかもしれない。
なお、必殺技に対して「超電磁スピンだろ」というツッコミは無用である。
(※ 超電磁スピン・・・超電磁ロボ コン・バトラーVと言う巨大ロボットの必殺技。超電磁タツマキと言う竜巻を射出して相手の動きを止めた後、高速回転してドリルのように相手に突撃する必殺技。)
「女王(クイーン)」の駒から生み出された戦士で、親衛騎団のリーダー格である。
最強の駒から生み出された事もあってその能力は非常に高いが、普段は圧倒的機動力をセーブするために両手足を封印した状態となっている。
ギラ系呪文の使い手であり、ベギラゴンを針状に拡散させる「ニードルサウザンド」を得意技としている。両手足の封印を解いた時には、ニードルサウザンドの威力を掌に集束させ放ち、連発も可能な「サウザンドボール」を使用できる。
常にハドラーの利益を優先しており、必要であれば卑劣な手段も厭わない。
最終決戦に於いて、アバンの使徒を全滅させた暁にバーンにハドラーの存命を懇願するつもりでいたが、マァムをザコと侮った事が災いして、マァムの猛虎破砕拳によりコアを貫かれて倒されている。
残り少ないハドラーの生命のことを自身の最期の時まで案じ続けており、「駒に性別など無い」「駒に感情など不要」と自分は女ではなく道具であることを主張する台詞とは裏腹に、そこには忠誠心を超えたハドラーへの「愛」が確かに存在した。
掲示板
20 ななしのよっしん
2023/12/04(月) 18:47:47 ID: 1Zb0vFHRYl
逆にナイトは必ず色の異なるマスにしか行けないから最後の最後に油断したのか
21 ななしのよっしん
2024/01/16(火) 16:19:36 ID: A2V2jgy88r
獄炎の魔王9巻のおまけでガンガディアに敬意を払ってるの笑ったw
22 ななしのよっしん
2024/02/19(月) 00:49:43 ID: A2V2jgy88r
>>18
グランドクルスぶっ放すシーンとセリフが好き
アニメだとグランドクルスを全力でぶっ放して魔力炉吹き飛んでる派手さもいい
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/20(土) 00:00
最終更新:2024/04/20(土) 00:00
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