ジャーマン・スープレックスとは、プロレスリングなどで用いられる投げ技である。和名は『原爆固め』、『人間橋』。
基本は術者が相手の背後に立ち、クラッチ(脇から手を回し腹を抱きかかえる)、後はそのまま相手を首からバンと床に叩きつける仕様となっていて高いブリッジ技術を必要とする。要するに、人を(背後の)床に叩きつけるブリッジなのだ。
投げっぱなし式はそれで終わり(文字通り投げ捨てるだけで終わり)。
基本であるホールド式はそのまま相手を抱きかかえた(ホールドした)ままフィニッシュ の3カウントを狙う。またコーナーポストから相手を投げつける雪崩式。相手の両腕ごとその身体を丸々抱え技を行うだるま式。相手の片足をとったまま股から 巻き込むようにして投げるトルネード式等の派生技がある。
主な使い手は、アントニオ猪木をはじめとしてスタイナー兄弟、獣神サンダー・ライガー、馳浩、最近では棚橋弘至など多くのレスラーが愛用しており、高山善廣が使用する際にはエベレスト・ジャーマン・スープレックスと呼ばれている。
また、藤波辰爾のドラゴン・スープレックスや歴代タイガーマスクのタイガー・スープレックスなどの派生技やアレンジ技が数多くあり、ビジュアルの派手さからプロレスファンにとっても人気の投げ技である。
前述の通りプロレスリングの中でも知名度の高い技の一つ。及び、ラリアット、ジャイアントスイング、ボディ・プレスなどとともにプロレスリングを象徴する技として今日では位置付けられている。
またモーションの強烈なインパクトから、アニメ・漫画においても表現として用いられることが多い。描写があるアニメの例としては、『エンジェルビーツ』、『バカとテストと召喚獣』など。
名前は覚えづらいが、プロレスファンでなくとも独特のモーションにピンと来る人は多いのではないだろうか。
(下段左2:25頃から。右4:56頃から)
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最終更新:2024/10/16(水) 11:00
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