スーツがおしゃかになったとは (スーツガオシャカニナッタとは) [単語記事]

スーツがおしゃかになったとは、漫画ＧＡＮＴＺにおける印象的な台詞である。

概要

作中４巻にて登場人物である西丈一郎が発する台詞である。

武器等が支給される。

このガンツスーツは着用すると身体能力と防御能力が飛躍的に上昇するというものである。

最初に主人公の玄野達が遭遇するねぎ星人は、人間の頭を軽々と握りつぶしたり

車のボンネットを陥没させるほどの怪力であった。

しかし偶然スーツを着用していた玄野が圧倒、玄野の頭を握り潰そうとねぎ星人は反撃を試みるも

全く歯がたたないまま玄野の猛攻に屈服する形となった。

このようにＧＡＮＴＺの読者や登場人物達は明確な説明はないものの

『スーツを着る事により、身体能力が高くなり星人の凶悪な攻撃にも耐えうる』と判断した。

続く田中星人との戦闘の際、西は田中星人から集中攻撃を受けてしまう。

するとスーツの各所にある円状のレンズから謎の液体が流出、直後に西が焦った表情で

「助けろ！スーツがオシャカになったっ！」と叫ぶ。

いつもは冷静な西の異変に気づいた参加者の加藤は助けに入ろうとするが

直後、田中星人の攻撃によりは西は致命傷を負いその後死亡してしまう。

この後も加藤のスーツも田中星人の攻撃により同じようにスーツが機能しなくなる等

スーツの耐久性にも限界があることを知る重要なエピソードとなった。

そのため、この台詞、そして玄野達の中で唯一ミッション経験者であった西のあっけない死は

ＧＡＮＴＺ読者達にとって非常に印象に残る場面であった事は間違いない。

余談ではあるがその後の星人達でスーツの耐久値を無視して

スーツを切断、燃焼、溶解、破壊する等といった強力な攻撃手段を持つ星人も多数登場した。

そのためスーツがオシャカになっていない場合であっても油断はできない緊張感が

ＧＡＮＴＺの面白さのひとつであるかもしれない。