夜を統べる、月を神格化した神。黄泉の国から帰ったイザナギが禊をした際に、右目から生まれたとされる。
ご存じみんなの皇祖神・アマテラスと、日本神話のトリックスター・スサノオの二大スターに挟まれていながら、彼(彼女?)は圧倒的に空気な存在である。
日本書紀にはかろうじて、口から食べ物出したものをツクヨミに出した保食神を切り殺すというDQNなエピソードがあるが(食物起源の神話)、古事記ではそれすらもスサノオの役目である。
もっとも、月というデカいものの神格化でありながら空気というのは、名前の美しさもあり、後年の人々の妄想力を鍛えたに違いない。多分。
尚読み方は『ツキヨミ』とする事も有り、決まっていない。伊勢神宮や月読を祭る有名神社は軒並み『ツキヨミ』な為、一般的には『ツクヨミ』が広まっており、神社本庁的に『ツキヨミ』と言う事なのだろう。
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最終更新:2024/12/28(土) 06:00
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