トップキャスターとは、フジテレビ系列で2006年春クールに月9枠で放映された連続テレビドラマである。
放送は全11話であったが、DVD・配信などでは後述の理由により全10話扱いとなっている。
天海祐希演じるやり手のニュースキャスター「椿木 春香」と矢田亜希子演じるお天気キャスター「飛鳥 望美」がタッグを組み、スクープを狙い事件を追う1話完結型のコメディタッチのドラマ。
当時『離婚弁護士』シリーズ、『女王の教室』など話題作の主演を続け、人気を獲得していた天海祐希の月9主演作ということで放送開始前はそれなりに話題となった。また、矢田亜希子の1年ぶりのドラマ出演も注目されていたがこの作品が終了すると共に3年間ほどドラマ出演を控えることとなる。
脚本は近年の連続ドラマでは『問題のあるレストラン』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『カルテット』『anone』などの作品を担当した坂元裕二。前期、2006年冬クールの『西遊記』に引き続き2期連続の月9枠の脚本担当となった。
坂元裕二は2010年の『Mother』以降、シリアスタッチのドラマや、作り込まれた台詞や技巧的な脚本構成などが特徴となる作品を多く執筆しており、それらのドラマは「ながら見が出来ない」と評されることも多いが、それ以前は手軽に観られる軽いタッチの王道展開のドラマをメインに手掛けており、このドラマはその最もたる例になるドラマといえるだろう。
アメリカのフリージャーナリストとして活動していた椿木 春香(天海祐希)は、新ニュース番組「ザ・ニュース」のキャスターとして就任するため日本に帰国する。
帰国して早々、椿木は決定されていた新番組の方針を変えるように進言し、目をつけたお天気キャスターの飛鳥 望美(矢田亜希子)を自分のアシスタントに指名し、常に行動を共にするように命じる。
あまりにも傍若無人な椿木の態度に不満を抱く飛鳥であったが、共に数々の事件を追い、それをニュースとして伝えるうちに椿木の仕事に対する想いを理解するようになり、次第に尊敬の念と友情を抱くようになる。
元「伝説のキャスター」ある事件をきっかけにキャスターの座を追われてしまったが、その後はアメリカで活躍。柴田(児玉清)の推薦で日本に帰国する。基本的に妥協を許さず、厳しい姿勢で仕事に臨むが、涙もろかったり、占いを信じたりと素は人情味のある性格。
お天気キャスターのはずがなぜか椿木に目をつけられてアシスタントになる。最初は椿木に対する不満も多かったが、次第に心を許していく。
第3話「恋愛運ゼロの逆襲」はインチキ占い師に改名を迫られた椿木がそのインチキ占い師の謎を暴くという内容であったが、占い師の口癖の「地獄に落ちますよ」や改名を勧めるシーンの描写など、当時テレビに出ずっぱりであった細木数子をモデルにしていることは誰が見ても明らかであった。
細木数子はドラマに抗議を行い、ドラマスタッフは謝罪をしたものの、第3話はDVDに収録されず、再放送や番組配信もされず抹消された状態となった。1話完結ものであったのがせめてもの救いだろう。
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最終更新:2024/05/08(水) 01:00
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