ドン・ラフォンティーヌ(Don LaFontaine、本名:ドナルド・ルロイ・ラフォンティーヌ)とは、アメリカ合衆国の男性声優、ナレーター。愛称は『ナレーター・キング』、『ボイス・オブ・ゴッド』、『ムービー・ボイス・ガイ』など。
映画予告のナレーションを長年担当していた。
「In A World... Where」 は彼がナレーションを担当する予告編の決まり文句である。
ミネソタ州ダルース出身。1940年8月26日生まれ。かなり低めの声質が特徴。
高校卒業後はアメリカ陸軍に入隊し、ワシントン州で録音技師として働く。除隊後はニューヨークの録音スタジオに入社した後、1963年にフロイド・ピーターソンとともに映画プロモーション専門の会社を設立。映画のCMを数多く製作した
1964年には『カサグランデのガンファイター』のラジオCMのナレーションを担当し、ナレーターとしてデビュー。これは、本来出演予定だった声優がドタキャンしたため、急遽代役を担当したのだが、映画会社のMGMが彼の声を気に入り、以降もナレーターとして活動。
1976年に自分の会社を設立するがその後すぐにパラマウント映画の予告編担当部門に入社し、1981年に退社するまで予告編のナレーターを務めた。退社後はロサンゼルスに移住して活動。多いときには一日に平均30本以上の仕事をこなしていた。
その後、通信による録音が可能になってからはハリウッドヒルズの自宅にスタジオを作り、そこで仕事をこなしていた。
(彼に限らずアメリカの声優は自宅で仕事をするのが一般的)
その仕事量からアメリカで一番忙しい声優であると自称しており、実際、SAGの記録上、彼より忙しい俳優はいなかったとされる。
2006年には自動車保険会社GEICOのCMに顔出しで出演し、一般的な知名度を高めた。
2008年9月1日にロサンゼルスのヒマラヤスギ シナイ医療センターで呼吸不全のため死去。
2011年に公開されるドキュメンタリー映画『The Voice Gods of Hollywood』が遺作。
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最終更新:2024/12/31(火) 02:00
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