ターミネーター(Terminator)とは、『終わらせるもの』を意味する英単語。
「terminate【動詞】終える、終わらせる」に「動詞+~er ~する人(物)」という名詞となる。
terminateの本来の意味としては、endやcloseが近い。
以下はその意味から派生した単語。
1. の映画が非常に有名となったため、ターミネーター(Terminator)という単語に本来なかった『抹殺者』という意味がスラングとして使われるようになった。
大きい英英辞典だと、terminate【動詞】の同意語のひとつにkill【動詞】がある。これから派生した解釈として、ターミネーター(Terminator)=『殺すもの(抹殺者)』という意味も暗に含まれているともいえる。
ターミネーターと呼ばれるアンドロイドが未来の抵抗軍に所属、又は抵抗軍に関係する存在を抹殺し『人類の歴史を終わらせる(terminate)』ために現在に送られ、人類側が抹殺から逃れるために死闘するというのがシリーズ通しての内容である(但し、『4』は未来が舞台になっているので、この例に当てはまらない)。
何より元カリフォルニア州知事のアーノルド・シュワルツェネッガーが俳優時代に出演した代表作として、ブラッド・フィーデルによる「デデンデンデデン!」という印象的なテーマ曲と共に広く知られている。
当初は低予算のB級映画と認知されていたが、後に好評を得て有名になり、続編が作られる事となった。
尚、日本語版においてしばしば「サイボーグ」と訳されていたため誤解されがちだが、ターミネーターはサイボーグではなくアンドロイドであり、人間と同じ皮膚組織を持つものの、全て人工的に作られている物である。
タイムスリップを扱っているため、タイムパラドックスが多い事についても長年論議されている。
本項目では実写映画だけではなく、外伝小説やアメリカン・コミックスに登場したターミネーターもまとめて解説する。
ターミネーターには製造されたモデル番号にTが含まれるT-シリーズとそれ以外のものが存在するが、本記事ではT1から番号の若い順に並んだターミネーター、その後にT-XをはじめとしたTの後ろに番号が付属していないターミネーター、最後にモデル番号が不明なターミネーターの順に掲載している。
『3』で初登場した、最初に製造されたターミネーター。いわゆる戦車型でキャタピラで走り、両腕にガトリングガンを装備。
1体が天井に隠れていたT-850の奇襲を受けガトリングガンをもぎ取られた後あっさりと破壊されたり、その後もう1体が静止したT-850に向けて銃撃を行うも一発も当たらずに逆に蜂の巣にされたりと機動性や接近戦、銃の命中率はお世辞にも良いとは言えない。
しかし自身のガトリングガンの銃撃を数十発程度は耐えているあたり、この時点でも生身の人間よりも耐久性は遥かに高いことが分かる。
『ターミネーター2:3D』で登場。後々のT-800を始めとする人間型ターミネーターのプロトタイプと目される。自立歩行で両腕にマシンガンを装備。
描写を見るに静止目標に対する銃の命中率は80%とそれなりに高い。一回の充電で2㎞を移動可能。
『4』で初登場。キャタピラで走るT-1の発展型だが、何故か巨大化している。
水中での移動も可能だが、カットされたシーンで一斉射撃であっさり破壊されたりと作中での扱いは悪い。『ターミネーター サルベージョン』ではマシンガン十発程度で破壊できるザコとして多数出現する。
人間型ターミネーターT-600のプロトタイプだが詳細は不明。
名前としては『1』から出てくるが、『サラ・コナー・クロニクルズ』や『4』で本格的に登場する。
人間型ターミネーターでは初の量産機。ガトリングガンやグレネードランチャーで武装している。また自己修復機能も搭載されている。
人間に擬態することもできるが、その擬態は外観にゴムを被せただけの非常にお粗末なもの(ぶっちゃけキモい)。おまけに身長も2m超ある上に駆動音が大きすぎるなどと欠陥が多く、あっさり機械と見破れる、あくまでその後のT-800開発に向けた検証機とも言うべき機体。
耐久性はT-1よりも下回っており、近距離からのアサルトライフルの銃撃でも破壊可能。反面近接攻撃力は人間を遥かにしのぎ、(機械であるため当然と言えば当然だが)片手で人間を軽々と持ち上げるなどの超人的なパワーを保持している。
『4』で登場したT-800の前段階として多数量産されたターミネーター。
T-600よりも小型化されているが、T-800よりは大きい。
「I'll be back」
走ったり至近距離でのグレネードランチャーの直撃にほぼ無傷で耐えたりなどと機動性、耐久性はT-600より遥かに上昇している。
とりわけ擬態能力の向上は目覚ましく、身長は190㎝未満に抑えられ外観は生体組織で覆われ人間と同じように汗をかいたり、車を運転出来たりとほぼ人間と見分けはつかない。しかし犬は正体を見破ることが可能である(この点は新型のT-1000やT-X等も共通している)。一度聞いた人間の声を真似ることも可能。外観を覆っているのは生体組織であるため、何十年も経過すると老けてしまうという意外な欠点(?)も存在する。
しかし何よりも重要な変化は、スカイネットが意図的に付けた制限を取り払えば人間の感情を理解出来ることだろう。
「未来へ続く道はまだ闇に包まれていますが、僅かに希望の光が見えてきました。
機械が、ターミネーターが命の大切さを学べるのなら……私たちにできない筈はありません」
T-800の同程度の性能を持つと目される人間型ターミネーター。テレビゲームや『The terminator Colectible card game』というトレーディングカードゲームに出る。
特筆すべきはT-803は女性、T-806が少年の姿をしていることだろう(それ以外はすべて野郎)。このことからスカイネットはターミネーターのかなりの小型化にこの時点で成功していることが分かる。
カードゲームに掲載されたT-100の発展型と目されるキャタピラ走行の戦車型ターミネーター。
エンドスケルトンの上半身とキャタピラの下半身がくっついたような形をしている。
外見はT-800とほとんど変わらないが、全般的な性能の向上のほか、自身の動力源が油圧エンジンから水素電池になっている。
『サラ・コナー・クロニクルズ』に登場した人間型ターミネーター。
T-800系列の中でも最高峰の耐久性と耐熱性を誇り(ただ対物ライフルには耐えられないようだ)、また走る速さも時速60km以上というT-1000やT-Xと何ら遜色ないクラスになるなどと数々の改良点が見られる。
また飲食を行ったりすることも可能になるなどと、隠密性も増している。
『ターミネーター3 ライズ オブ マシーン』に登場する人間型ターミネーター。エンドスケルトンの骨格がT-800とはかなり異なっている。
純粋な戦闘タイプなので、人間に似せようとする機能などはオミットされているようだ。また最前線で戦う歩兵のような役割をしているためか、アサルトライフルで破壊できるほど耐久性はもろい。
「ジョンを呼べ」
『2』で視聴者に凄まじいインパクトと絶望感を与えたターミネーター。演じたのはロバート・パトリック。
液体金属で全身を構成しており、銃弾やナイフでダメージを与えても即座に再生が可能なため、物理的には破壊できない。また大型トラックの大爆発に巻き込まれても耐えられるほどの熱耐性も持つ。
さらに一度接触した者に擬態したり、自身を液状化して床に化けたりすることも可能なうえ、腕を変形させてナイフや剣といった簡単な武器に変形させることもできる。時速60㎞を超える速度で走り、T-800と互角以上に肉弾戦で戦うなど、その身体能力は人間のそれをはるかに凌駕している。
弱点としては急激な温度変化が起きると機能に障害が起きることが挙げられる。作中では液体窒素で凍らされた際に拳銃で破砕されて再生するも、その際に触れた物質の外観をコピーしてしまうなどといった弊害が起きていた。
なおこのターミネーターはかなり大量生産が難しかったらしく、後にT-Xが開発された際には生産が打ち切られ、T-Xの性能の実験台にされてしまった。しかし後にT-1001,1002,XAといった改良型がいくつか作られている。
『ターミネーター新起動/ジェニシス』にも登場。演じたのはイ・ビョンホン。自身の腕を槍状にして切り落とし、目標に向かって投げつけるという新技を披露した。
『サラ・コナー・クロニクルズ』に登場したT-1000の改良型の液体金属製ターミネーター。
T-1000よりも変形速度、再生速度が大幅に高速化。さらに自身の体を膜状にして銃撃から後ろの人間を守ったりするなど、耐久性もある程自在に調節できるようになった。
アメコミの『Terminator3:Eyes of the Rise』に出てくるT-1000の改良型である液体金属製ターミネーター。回転鋸といったT-1000よりも複雑な武器を作り出せ、また全身をトゲ状にすることもできる。
『ターミネーター新起動/ジェニシス』に登場する、全身をナノ粒子で構成されたターミネーター。
ナノ粒子ゆえに体を銃で撃たれても全くの無傷な上に殆どのけ反らない、シェルターを吹き飛ばすほどの大爆発を受け全身が燃えている状態から何事もなく超高速で再生するといったすさまじい耐久性・耐熱性を有する。
また今までのターミネーターが基本は無口なのに対し、かなり饒舌。
ユニバーサル・スタジオのアトラクション『T2:3D』に登場する、スカイネットの本体を守護する蜘蛛状のターミネーター。
液体金属で構成されており全長10m以上の巨体を持つが、急速に冷却された直後に破壊されるとしばらく再生できないというT-1000の弱点は克服できていない。
アメコミの『Terminator2:Infinity』に登場する究極のターミネーターのプロトタイプ。
インフレの極みのような数字だが「Infinity(無限)」の名は伊達ではなく、
・T-Xの外骨格で全身を覆い、同じように体内に多数の武器を内蔵
・内部は液体金属なので万が一外骨格を貫通しても無傷な上に即修復可能、斧といった様々な武器を即座に作り出せる
という、まさに今までのいいとこどりと言ってもよい性能をしている。
『3』に登場した女性型ターミネーター。クリスタナ・ローケンが演じた。
T-850のほぼすべてを上回る戦闘力を持ち、体内にプラズマキャノンや火炎放射器といった武器を多数内臓。RPGの直撃を受けプラズマキャノンが破壊されるも本体は無傷な上に、T-850が感電してショートするほどの電流を受けてもほとんど無反応なほど耐久性は高い。また外見を液体金属で変更することもできる。
このT-Xが開発されてからはT-1000やT-800型はスカイネットによって廃棄されてしまった。
液体金属は外部を覆っているだけで内部に骨格があるためT-1000の方が隠密性が高いことや、プラズマキャノンをRPGで破壊されるなどの描写からT-1000の方が強いのではないかという意見もあるが、骨格があるゆえにショットガンが直撃しても全くのけ反らない(T-1000は大きくのけ反るうえ、修復に1~2秒かかる)など明確な長所も存在する。
小説『The New John Connor Chronicles』に登場した液体金属型ターミネーター。T-Xではなく、T-1000の改良型。
自らを分割して何匹かの犬に擬態したり、喋ってもほとんど違和感のないほど精巧に家族に擬態するなどといった非常に高い隠密性を手に入れた。
『ターミネーター4』に登場する人間と機械のハイブリッド。人間への完璧な偽装ができるターミネーター。
脳や心臓を持つため、その部分が急所となってしまうという弱点を持つが、ほぼ人間そのままの動きや会話が出来るうえに運動能力・再生能力は人間より格段に強化されている。
アメコミの『The Terminator:Hunters and Killers』に登場。コンセプトとしてはT-RIPと同じだが、こちらはT-800系列よりも運動能力、耐久性が優れている。
特定の個人をそのままターミネーターに入れ替える方法をとっているが、人格すらもコピーするためにスカイネットに反逆する個体も存在していた。
『サラ・コナー・クロニクルズ』に登場する少女型ターミネーター。元々は潜入用だが、作中ではジョン・コナーにリプログラミングされ人類の味方になっている。
泣いたりなどと明確に感情を持ち、飲食も可能。反面少女型の欠点ゆえか体が小型なため戦闘はT-888に押される描写も散見される(それでも人間より遥かに強いが)。
小説版『新ターミネーター2』に登場。コンセプトとしてはT-RIPに近く、バイオテクノロジーで誕生させた赤ん坊をスカイネットが教育した後に脳にチップを取り付け操るというもの。
あくまで人間ベースのため、運動能力こそチップによって大きく向上しているものの耐久力は人間とそこまで大きな変化はない。またスカイネットは幼児期の教育で失敗した者を容赦なく消去するという非人道的な実験を行っていた。
一時期T-800登場シーンのBGMを差し替えた「ターミネーターのBGMを間違えてみた」シリーズが流行った事があったが、一部を除き、現在ほとんど削除されている。
また、2に登場するマイルズ・ダイソンが何故か人気がある。
掲示板
1536 ななしのよっしん
2024/09/08(日) 12:10:59 ID: vrqg346WXD
ターミネーター0の3話まで見たけど展開がモッツァリしててこっから面白くなるんか?
1537 ななしのよっしん
2024/09/08(日) 17:55:52 ID: 0uzlubMJwa
ちょいネタバレだが個人的に0は第三勢力が出てくるところからグンと面白くなった
そこまで見ても面白く感じないなら見るのをやめた方がいいかと
俺は0好きだけどマルコムとココロの会話が冗長に感じたし万人にお勧め出来るアニメではないかな
1538 ななしのよっしん
2024/09/13(金) 05:24:31 ID: vrqg346WXD
わざわざレスありがとう。
とりあえずおそらくそこまでは見てみたよ。
残念ながら続きは余裕ができてからにするけど、気が変わったらまた一気に見るかも
急上昇ワード改
最終更新:2024/09/18(水) 21:00
最終更新:2024/09/18(水) 21:00
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