『パスパルトゥー:アーティストの描いた夢』(原題:『Passpartout: The Starving Artist』)とは、Flamebait Gamesによる、絵画をテーマとしたゲーム作品である。
スウェーデンの小規模なインディーゲームスタジオ「Flamebait Games」によるゲーム作品。2017年6月6日にパソコン版が販売開始された。その後、Android版やiOS版、Nintendo Switch版もリリースされている。
パソコン版は、Windows / Mac OS / Linuxといった複数環境に対応している。有名なゲーム販売プラットフォーム「Steam」のほか、「Game Jolt」「itch.io」「Humble Bundle」「GOG.com」などのゲーム販売サイトでも販売されている(本記事「関連リンク」参照)。
邦題『パスパルトゥー:アーティストの描いた夢』はこのAndroid版/iOS版/Nintendo Switch版でのタイトルであり、パソコン版では日本語対応はなされているものの、Steamの販売ページでのタイトルは原題『Passpartout: The Starving Artist』のままである。
タイトルの「パスパルトゥー」(Passpartout)は主人公の画家の名前で、そもそもは「どこでもパスする」「どこにでも合う」「マスターキー」と言った意味のフランス語の単語である。制作陣「Flamebait Games」のプレスリリースによれば、『Around the World in Eighty Days』(2004年のアメリカ映画)におけるジャッキー・チェンからインスパイアされたのだという。同映画で、ジャッキー・チェンはまさにこの「パスパルトゥー」(Passepartout)という名前の人物を演じていた。
副題は、邦題では「アーティストの描いた夢」となっているが、原題の方の副題「The Starving Artist」は直訳すれば「飢えたアーティスト」「食うや食わずのアーティスト」「貧窮したアーティスト」といった意味合いであり、直訳にはなっていない。
主人公の名前がフランス語であることからもわかるように、舞台はフランスをイメージしているようだ。登場キャラクターのビジュアルは人形劇風になっている。
プレイした人々からの評価は概ね高い(2022年1月17日現在、Steamでは4239件の評価中、89%が好評価を下しており、平均評価「非常に好評」となっている)。ただし、下記のように「自分で絵を描く」事が求められるゲーム内容であるため、多少なりとも絵心がある人でないと楽しめないかもしれない。
絵がとても上手くても、逆に絵がひどく下手でも面白いプレイ光景となるため、世界各国の様々なゲーム実況者/YouTuber/VTuberなどがプレイ動画を投稿/配信している。それを介して知名度が上がっている感もある。
それら高評価/知名度上昇を受けてか、続編『Passpartout 2: The Lost Artist』も制作され、2023年4月に発売された。
プレイヤーは貧窮している売れない画家である主人公「パスパルトゥー」となって、絵を描いていってそれを売ることで生活費を稼いでいく。生活費は一定時間ごとに徴収されるため、破産しないように絵を描き、売り続けなくてはならない……というのが基本的なプレイ内容である。
この「絵」は、プレイヤー自身がマウス操作タッチ操作、あるいは所持していればペンタブレット、などで実際に描いていくことになる。
パスパルトゥーは描いた絵を展示し、そこに次々と訪れていく顧客キャラクターは絵を見定め、気に入らなければ酷評したり残念がったりし、一方気に入れば賞賛して購入していく。この時、購入価格について顧客と簡易的な交渉もできる。
ある一定以上絵を売っていると評判が高まり、新聞に取り上げられるなどして名声が増し、上級のアトリエに転居することができる。上級のアトリエでは訪れる顧客が絵に支払う購入額が上がるが、徴収される生活費も挙がっていく。
顧客にはそれぞれ「好みの絵柄」「好みの色使い」があり、どういった傾向の絵を描くかによって気に入ってくれる顧客が異なる。どの顧客に気に入られたのかによって転居先は分岐していく。
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https://twitter.com/FlamebaitGames/status/788807787707002880
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最終更新:2024/12/03(火) 08:00
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