フジドリームエアラインズとは、静岡県静岡市清水区入船町に本社を構える航空会社である。
略称は「FDA」。アメリカ食品医薬品局とは全くの無関係。
フジドリームエアラインズは2008年6月設立。鈴与株式会社100%出資の完全子会社である。
鈴与グループは清水エスパルスのオーナーで、静岡県内ではかなり名の知れた企業である。
2009年7月から運航を開始。現在は静岡・小牧の2空港をハブ空港(拠点)に運航している。
FDAはブラジル・エンブラエル社製のエンブラエル170・175の2機種を使用している。
1機ごとに異なる色(ただし、JA04FJ・JA11FJは同じ緑色)を採用する「マルチカラー・コンセプト」を採用している。2019年11月現在は14機保有し、13色の機材が活躍中。
日本航空(JAL)とほとんどの便でコードシェアを行っている。コードシェアはJALグループが撤退した路線をFDAが継承したことが契機となっている。JALが経営再建時に子会社のJ-AIRを県営名古屋空港から撤退させた際、同社の名古屋小牧~福岡・熊本・新潟線を継承し、後には小牧~高知・出雲などJALグループ各社が運航していた路線の幾つかを復活させている。FDAは基本的に地方と地方を結ぶニッチ需要を狙って路線を開設しているのが大きな特徴である。
2018年には出雲~仙台・静岡線を開設。同年に開設した出雲空港発着の2路線はどの航空会社において、これまで定期便として就航していなかった路線であった。ここは、地方と地方を結ぶニッチ需要を狙うことが大好きなFDAの真価が問われているところ。
2019年10月には神戸~松本・出雲線を開設し始めて関西圏に就航した。12月には神戸~高知線が就航する予定。神戸を第三の拠点として拡充していきたいとし日本海側や東北路線への就航も検討されている。
ニッチ需要を狙うのが大好きなFDAは近年、国内でのチャーター便に力を入れている。
同社の使用するエンブラエル170・175は70-80席前後の機材であり、観光バスでは2台分となる。
そのため、旅行会社にとっても集客リスクが少ないことと、全国各地に散在する小規模な需要に対応できることはメリットであるとFDAは説明している。
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最終更新:2025/12/06(土) 06:00
最終更新:2025/12/06(土) 05:00
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