「ロックンローラーなんてそれでいいんだよ」とは、漫画『BØY』のキャラクター、一条誠の台詞である。
文庫版(電子書籍版)9巻収録の#120「R&R スピリット」でのワンシーン。
一条はある日、自らを「いずれ日本のロック界をしょって立つ男」と呼ぶ中学生、雨宮拓矢と出会う。
ファイヤーガンズの復活ライブを見てから、「最高にカッコよかった」一条に憧れるようになったという雨宮は、これからバイトで貯めた金で、念願のマイギターを買いに行くところだった。
その後一条と別れ、ギブソンのフライングVを買った雨宮は、女の子がチンピラに絡まれているところに遭遇。
女の子を助けようと立ち向かうも、チンピラにギターを馬鹿にされ激昂した雨宮は、買ったギターを武器に闘ってしまう。
その後、満身創痍の雨宮のもとへ偶然通りかかったハレルヤ達。
雨宮のギターはネックがへし折れ、完全に使い物にならなくなっていた。
日本一のロックンローラーを夢見ながら、相棒となるハズだったギターをすぐ手放してしまった雨宮は「バカっスよね…オレ…なにやってんだか…」と静かに泣く。
そんな彼に一条は「バカなんかじゃねーさ!それでいいんだよ」と声をかける。
楽器よりも男の矜持を選び闘ったロックンローラーの魂に、一条は「お前…カッコイイぜ」と称賛の言葉を返した。
掲示板
8 名無し
2024/05/04(土) 14:29:09 ID: S9JOc3kkU4
9 ななしのよっしん
2024/05/04(土) 14:36:50 ID: t1Cs1Stw85
まあ、ロックミュージシャンとして有名になった後に、インタビューとかで「初めて買ったギターはまっ白いフライングVで、買ったその日にケンカでたたき壊しました」と答えたらファンは「ロックだ…」と感嘆するだろうからな。
多分ロックってそういう世界だろ。
10 ななしのよっしん
2024/05/10(金) 15:20:59 ID: ALwTgX5sec
大事なものを手に入れると大事なもののせいで臆病になったり、当たり前に出来たことが出来なくなる
襲われてる女の子より大事なギターを心配するクソ野郎になるくらいなら、そんなギターは叩き壊して失ったほうがいいっていうのは男の恋愛観にも通じるところがある
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/31(金) 15:00
最終更新:2024/05/31(金) 15:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。