七条兼仲とは (シチジョウカネナカとは) [単語記事]

「七条兼仲」（しちじょうかねなか？～ 1582）とは、戦国時代で一番の怪力男であり「力持ち」の代名詞（であるべきはず）な武将である。

地元徳島県には七条兼仲の怪力にまつわる武勇伝が数多く存在し、徳島大山寺では、七条兼仲が戦に備えて力を授かろうと鏡持ちを奉納した事が由来の「力餅」と言う祭りが400年続いている（約170kgの巨大鏡餅を抱えて歩く距離を競う）。

概要

阿波国の七条氏の当主。

徳島大山寺で行われる「力餅」の由来の人物で、力が授かるように祈願した後、力試しと寺にあった巨石を担いで一人運んだという伝承が残っている等、「怪力」に定評がある。

三好氏の家臣として、土佐の長宗我部氏との「中富川の戦い」で奮戦の末に戦死した。

※その他「七条兼仲」の詳細についてはWikipediaの該当記事参照の事。

コーエーの「信長の野望」シリーズでは、毎回、高い個人戦闘能力と低脳な能力設定所謂「脳味噌筋肉＝脳筋」の代名詞キャラとして登場し、脳筋戦隊のイエロー（力持ち）を務めている。

（レッドは政治1の鬼小島弥太郎、ブルーは斬れ者小野忠明、薄田兼相はオレンジ）

※なお、没年は鬼小島弥太郎と同じである。

特に、信長の野望オンラインでは、

「昔、より強い力を授かりたくて大山寺（たいさんじ）という寺に祈願したことがある。　二十一日間にわたって参拝し祈願を続けたのだ……。
祈願の成果を確かめたくてなあ。　大山寺の境内にあった大石を拝借して城下まで運んできてしまった。　まあ大した大きさではなかったがな……大人四人が手をつないで抱えられる程度だ。
しかし……大山寺の者に持ち返ってくれと伝えたのに、なぜいまだに城下に残ったままなんだろう？」

といった大山寺の逸話に基づくほほえましい台詞があり、まさに愛すべき馬鹿である。

※また「信長の野望オンライン」の修正前は、自爆技「大往生」を使って勝手に死ぬ「自爆武将」として有名だった。