井沢元彦(いざわ もとひこ)とは、愛知県出身の小説家、歴史研究家。
推理小説家としてデビューし、現在は『逆説の日本史』などで歴史研究家として知られている。
1954年生まれ。早稲田大学卒。作家になる前はTBSの報道部の記者をしていた。
1980年、第26回江戸川乱歩賞を受賞した歴史ミステリー『猿丸幻視行』で小説家デビュー(ちなみにその回の最終選考で本作に敗れて落選したのが、島田荘司『占星術殺人事件』)。現代の大学院生の意識が折口信夫に憑依して、猿丸太夫の歌に隠された暗号を解き明かすというこの作品は高い評価を集め、現在では忘れられ気味ではあるものの1985年に「週刊文春」が行った国内ミステリーのオールタイムベスト投票では58位にランクインした。
以降、『六歌仙暗殺考』『隠された帝 天智天皇暗殺事件』などの歴史ミステリーを中心に活躍する。初期にはファミコンのアクションゲーム『ドラゴンバスター』の小説版なども手掛けていた。
1992年に「週刊ポスト」で『逆説の日本史』を連載開始。言霊信仰や穢れ思想を軸に、史料に「書かれなかったこと」を推測して日本史を捉え直すこのシリーズは、現在まで四半世紀以上にわたって続く大ヒットとなり、以降は歴史研究家として歴史本の執筆が中心となる。そのため、現在では小説家としてより、歴史研究家としての知名度の方がはるかに高い。なお、歴史学会での扱いは「奇説・珍説・とっくに否定された説の焼き直しを一般へ広める困った小説家」である模様。
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最終更新:2025/12/06(土) 00:00
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