北海道三大秘岬とは、北海道にある岬の中でも特に秘境めいているとされていた、落石(おちいし)岬・雄冬(おふゆ)岬・地球(ちきゅう)岬の総称である。
北海道に数多ある岬のなかでも、訪れるのも困難な秘境の岬として旅人たちに語り継がれてきたのが、本記事で紹介する3つの岬である。
だが、北海道三大秘岬と呼ばれるようになってから時が経ち、アクセス路が整備されるなどして今となってはもはや秘境とは呼べなくなっている岬もあり、この言葉も過去のものとなりつつある。それでも、どの岬も自然の雄大さを感じられる風光明媚な岬であることには変わりはなく、訪れて損はない場所ばかりである。
根室市落石西にある岬。最寄りの駐車スペースから離れているため2kmほど歩く必要があり、本記事で紹介する記事の中では最も秘岬らしい岬であると言える。
最寄駅はJR根室本線の落石駅だが、2~3時間に一本しか列車が来ない上に駅から6kmほど離れているため、時間と体力に余裕がある人以外は車やバイクで訪問するのがベター。
駐車スペースの近くに落石無線送信所跡があり、この付近の分岐を右に進むと落石岬の先端方面へ、左へ進むと落石岬灯台へと行くことができる。周辺は湿地の広がる秘境感たっぷりの風景が広がり、日本百名城に指定されているチャシ跡も残されている。
石狩市浜益区雄冬にある岬。隣の増毛町との境界付近に位置するこの岬は、かつて最寄りの集落ですら船しかアクセス手段がない「陸の孤島」であった。現在は国道231号が開通しており、岬付近の眺望スポットへも格段にアクセスしやすくなっている。
最寄りのバス停は増毛町内にある雄冬バス停。ここから700mほど歩けば雄冬岬近くの駐車場に行けるが、このバス停に停車するのは沿岸バスの別苅雄冬線か、札幌─留萌間を結ぶ高速ましけ号しかない。しかも前者は一日3本しかない上に始点がバス以外の公共交通機関がない留萌であり、後者に至っては週4本しか運行しない。そのため、基本的に公共交通機関はあてにしないほうが良い。
岬周辺は断崖絶壁が連なり、近くに白銀の滝などの見どころがある。
室蘭市母恋南町にある岬。本記事で紹介する岬の中では最も早くから観光地化が進み、駐車場やトイレ、売店などが整備されていることから秘岬感は薄いが、それを補って余りある眺望の素晴らしさである。
他の2か所と比べて鉄道駅やバス停も近く、その気になれば公共交通機関と徒歩でもアクセス可能。
詳細は地球岬の記事を参照のこと。
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最終更新:2025/01/03(金) 03:00
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