呉智英(1946年9月19日)とは、思想家・批評家・漫画評論家である。京都精華大学マンガ学部客員教授、日本マンガ学会会長。本名は新崎智。
なお、「ご・ちえい」ではなく「くれ・ともふさ」と読む。ただ、『インテリ大戦争』の著者紹介では「ご・ちえい」となっており、「くれ・ともふさ」という読み方も認める、と書かれているので、本人としてはどちらでもよいようである。
1971年に早稲田大学法学部を卒業し、1981年に『封建主義、その論理と情熱』を刊行。民主主義や人権思想を「イデオロギー」と批判した本であり、古めかしい思想と見られがちな封建主義を現代思想として提唱した。なお、この本はのちに『封建主義者かく語りき』と改題されている。
民主主義・人権思想に対する批判は一貫しており、死刑制度としての「仇討」の復活などを唱えている。
漫画に造詣が深く、様々な漫画評論を発表している。『現代マンガの全体像』という本では、漫画評論家への批判・漫画の歴史・有名な漫画家に関する作家論を展開している。
『論語』や古代中国の思想にも精通しており、それら古典から現代思想に関するヒントを得ている。『現代人の論語』という本も書いている。なお、この本の中で井上靖『孔子』を批判している。
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最終更新:2024/11/25(月) 23:00
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