増設メモリとは、デスクトップパソコンやノートパソコンに新しく設置するメモリのこと。単に「メモリ」とも「RAM」とも言う。
この項ではなるべく解りやすく用語を噛み砕いて解説してみる。無理かも知れないが。
「パソコンが重いからどうしよう…」という時に必要なPCパーツの1つ。パソコンでも最も増設がラクなパーツでもある。
基本的にパソコンに必ず1つは付いており、Windows7ならば1GB、Windows10・Windows11は4GBは必要(必要環境)。しかし、当然このメモリ容量ではまだ足りないので、実際には7は2~4GB以上、Windows10・11は8~16GBが望ましい(推奨環境)。もちろん多くなる程メリットは大きい。
設置方法はまずPCケースを開け、メモリが差さっている場所を探す。そしてそのメモリ部分に増設できる場所(スロット、ファミコンカセットが挿さりそうなアレ)があれば、買ってきた増設メモリを差し込む(空きがない場合は「刺さっているメモリとの交換」も勿論出来る)。最後に、パソコンが起動すれば完了となり、あとはファイル名「dxdiag」を指定して実行し、メモリ数が増えていたら成功。
ただし、デスクトップPCとノートPC、またデスクトップでも「DDR3」規格と「DDR4」規格と「DDR5」規格では全然違う(無理に挿すと壊れる)ので、事前にメモリがどの規格かを調べて、お店の人に聴こう。メーカー製のパソコンなら、その型番とOS(どのWindowsか)を調べておくだけで大抵はお店の人が対応してくれるハズ。自作パソコン(他作やBTOを含む)の場合はマザーボードの型番を調べておこう。
増設メモリには「相性」というものがあり、自分のパソコンのCPUにあったメモリでも起動しない場合がある。起動しない原因が「相性」によるものなのか、「メモリの初期不良」によるものなのかは、その場では判別できない(特に素人では分からない)。
「メーカー保証」があるメモリであれば、購入した店で新品と交換可能である。また、「メーカー保証」のない場合でも新しいメモリでパソコンが起動しない場合に備えて、パソコン専門店では「相性保障」として、購入価格の数%を手数料として支払えば返品が出来ると言うサービスを行っている。
互換性とは、メモリの規格が「DDR4-2400 PC4-19200」のパソコンでも、「DDR4-3200 PC4-25600」の規格のメモリが動いてくれるという事。後者のメモリの方が性能が高いが、使える性能は前者と一緒くらいになってしまう。但し相性問題等で「DDR4-3200 PC4-25600」だと動作が不安定になる場合、「DDR4-2400 PC4-19200」を混ぜて安定させるという手法も使えるので悪いことばかりではない(なんだかモヤモヤするが)
増設メモリには、リテール品(一般的な箱入りで売られている物。値段はやや割高)、バルク品(簡易な包装やばら売りなどで売られている物。リテール品に比べて安価である事が多い)の2種類がある。
リテール品は主にメーカー製であり、信頼のできる増設メモリで、100%箱に入っている。このメモリは割高だが、互換性が非常に良く、設置すればすぐ動く可能性が高い。
一方、バルク品は値段は安いが、その分信頼できるメモリも少なく、互換性が高いかどうかは、そのメモリ次第である。バルク品はメーカー製の物もあるが、中にはメーカーが不明な物もあり、そういったメモリは安いだけで使えない場合がある。メモリはプチプチなどの梱包材に包まれているか、ジッパー付きの袋に入っていたりする。
近年の傾向としては、バルク品に相性保証を付けて買う人が多い。
なお、その他にジャンク品もあるが、これは動作未確認であったり不具合があったりするものであるので、素人は手を出さないほうがいい。
勿論下に行って数値が増えている程、高速(高性能)。但し一部の環境では高速なメモリを刺すと起動しなくなったりするので適切なメモリの速度を調べてから刺すと良い。
PCに合ったメモリをお探しでしたら、まず自分のPCスペックを確認してから、購入後、増設して下さい。
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最終更新:2024/05/02(木) 13:00
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