小渕光平

小渕光平とは、群馬県出身の日本の実業家、政治家である。現在は故人。

概要

中之条町長を務めた2代目小渕光平（旧名：小渕庚午）や、内閣官房長官（竹下登内閣）・第84代内閣総理大臣を務めた小渕恵三の父親として知られる人物である。ちなみに2代目小渕光平が長男で、小渕恵三元首相が次男である。また、孫娘として衆議院議員の小渕優子（小渕恵三元首相の娘）がいる。

1904年2月26日に群馬県吾妻郡中之条町で生まれ、（家が貧しかったため）尋常小学校を卒業した後、家計を助けるために働き始め、19歳の時に製糸会社「小渕製糸所」を立ち上げる。その後、会社名を光山社に変更した上で電気業界や倉庫業界などにも進出し、群馬県では有名な企業グループとして成長させた。

1942年から中之条町議会議員を務め、1949年には衆議院議員となり国政に進出したが、1958年8月26日に脳梗塞のため死去。その後は長男が2代目小渕光平を襲名し光山社グループの総帥を務め、次男の小渕恵三が衆議院議員として地盤を継いだ。

ちなみに小渕恵三も2000年に父親と同じ脳梗塞で亡くなるが、恵三が亡くなった後は恵三の娘の小渕優子（光平の孫娘）が地盤を継いでいる。また、孫娘（小渕優子の姉）にイラストレーターの小渕暁子がいる。

柔道の達人（3段）であり、当選同時の佐藤栄作元首相とは親友でもあった。

関連項目

• 群馬県
• 中之条町
• 政治家の一覧
• 小渕恵三（平成おじさん）
• 小渕優子