岩崎良美

岩崎良美とは、日本の女優・歌手である。

概要

1961年6月15日、東京都生まれ。3姉妹の三女。歌手・岩﨑宏美は姉にあたるが、次女。なお、長女は主婦として都内に在住。

姉・宏美の活躍を目の当たりにして芸能界への憧れを強くし、1978年に両親の反対を押し切り芸能界入り。ドラマ「江戸の鷹」が初仕事。翌79年、日本テレビ系「欽ゃん劇場 とり舵いっぱーい！」レギュラー出演が話題に。芸能事務所・六本木オフィスと日本テレビ音楽のバックアップを受け、1980年2月にシングル「赤と黒」でキャニオンレコードから歌手デビュー。「赤と黒」はオリコンシングルチャートにて最高12位・10万枚以上の売上を記録し、上々のスタートを切る。この年発売したシングル「涼風」「あなた色のマノン」「I THINK SO」もすべて10万枚以上の売上を記録するヒット。「第1回 リスナーズグランプリ」グランプリをはじめ、この年のほぼすべての音楽新人賞を受賞、さらには「第31回 NHK紅白歌合戦」にも岩崎宏美とともに出演し、2組のソロ歌手としては番組史上初となる姉妹での出演を果たす。

1985年にはアニメーションの主題歌となる20作目のシングル「タッチ」が最高12位ながら25万枚以上と自身最大のヒットを記録し、現在に至るまでカラオケチャートで上位にランクされるほどの代表作となり、「第27回 日本レコード大賞」で金賞を受賞。続く「愛がひとりぼっち」も歌手6年目にして初のトップ10ヒットを記録（最高10位、2週）するなど、歌手として一層の注目を集める。

方向性の相違から1987年にデビュー以来所属した六本木オフィスやキャニオンレコードとの契約を解消。これ以降、活動の主軸を女優活動に置き、数多くの舞台や単発ドラマに出演。1990年代以降の代表作としてドラマ『花真珠』やミュージカル『アニー』がある。

1989年にシングルとアルバムを1作ずつ発表したものの、長らく「歌の上手な歌手」というイメージからのプレッシャーに悩み、積極的な歌手活動を行っていなかったが、1998年に自作詞による9年ぶりとなるシングル「message」を発売し歌手活動を再開。以降、傾倒するフレンチ・ポップスに影響を受けた作品を中心にしたライブ活動とアルバムリリースを続けており、さらに近年は往年のアイドル時代の作品もライブで披露したり再録音してリリースするなど、活発な音楽活動を続けている。

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