掃晴娘とは、唐代の中国がルーツとなっている、軒先に吊るすことで天気が晴れになると信じられている女性の人形。
昔々、北京に晴娘という手先の器用で美しい少女がいた。当時の北京は、連日続く大雨により水害が起こり、人々が大いに悩まされていた。晴娘は雨が止むように天に向かって祈りを捧げた。すると、天から声が響き渡り、晴娘にこう語りかけた。
「東海龍王がお前を妃に所望している。お前が妃となるなら雨を止まそう。しかし、ならないのであれば私はこのまま北京を水没させる」
晴娘は北京を水害から守る為にこの言葉を受け入れ、天に消えた。翌日、雨は止み、北京はすっかり晴れ渡った。しかし、晴娘の姿はそこにはなかった。
天に消えた晴娘を偲んで、北京の人々は掃晴娘を軒先に吊るすようになった。この風習が日本に伝来し形を変え、いわゆるてるてる坊主になったと推測されている。
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最終更新:2025/12/10(水) 12:00
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