格

格とは、以下のことを表す。

• 格 - 文法用語。名詞、名詞句の、文節、文でのほかの語ととの関係・働き。日本語にはヲ格、ガ格などがある。
• 格 - 地位や身分、レベルのこと。　例：さすがにナイトは格が違った
• 格（キャク） - 奈良時代、平安時代の律令の追加法令

人名

名前に用いられる。

• 高川格（かく、1915年 - 1986年） - 日本の囲碁棋士
• 渡辺格（いたる、1916年 - 2007年）　- 日本の分子生物学者
• 五代格（かく、1914年 - 1983年） - 日本の詩人、SF作家 
• 高嶺格（ただす、1968年 - ） - 日本の現代美術作家
• 格さん（渥美格之進） - 水戸黄門に登場する黄門様の家来

漢字として

格

Unicode

U+683C

JIS X 0213

1-19-42

部首

木部

画数

10画

䈷

Unicode

U+4237

部首

竹部

画数

16画

意味

長い枝、格子、絡む、至る、感通する、法式、基準、地位、正す、という意味がある。〔説文解字〕には「木の長ずる皃なり」とあり、枝の長く伸びているさまとある。

また挌と通じて取っ組み合う、架と通じて架かるという意味がある。ほかに𢓜、假などと通用する。

字形

形声で声符は各。各は神が降りてくる字で、至る、正すという意味がある。

音訓

音読みはカク、コウ、キャク、訓読みは、いたる、いたす、からむ、ただす。名のりに、きわめ・ただ・ただし・つとむ・のり・まさ、がある。

規格・区分

常用漢字であり、小学校5年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。

声符

格を声符とする漢字には、𠺝、𪄎などがある。

語彙

格技・格言・格差・格式・格段・格調・格闘・格納・格物致知・格例

異体字

• 䈷は、〔集韻〕にある異体字。とくに籬の格子を表す。

関連動画

関連項目

• 日本人の名前一覧