琴線に触れるとは、
「おい!演奏者じゃない人間が琴線に触れるんじゃねぇ!調律が変わるだろうが!二度と来るんじゃねぇ!」
…といった、音楽関係者の怒りを買う言葉では無く、「感動や共鳴を受けること」である。
「琴線」(きんせん)とは楽器の琴に張られた糸、つまりは弦のこと。
良いもの等に出会った、または感銘した共感の心情を、琴の弦に触れたときのように震えたり共鳴しあうことに例えた言葉である。
決して「金銭」ではないし、「ことせん」とも読まない。
「キンセンニフラム」って言い間違えるとドラクエの呪文みたいに聞こえなくもない。
しかし、近年では日本語の誤用でインターネット界隈を賑わせる言葉として取り上げられることも多い。
本来の意味からかけ離れ、「相手の琴線に触れてしまった」のように「怒りを買う」「不愉快にさせる」等のマイナスの意味で使っている人が増えている模様。
おそらくは、本来の怒りを買う意味である「逆鱗に触れる」「気に障る」「癪に障る」等の語感・間違い等から混同して使っている人が多いものと思われる。
余談だが、その「逆鱗に触れる」についても本来は「目上の人・偉い人を怒らせる」という意味であり、「自分が怒る」「対等や目下の人を怒らせる」意味で使うのは誤用である。
また、「関心がある」「興味をそそる」等の意味で使われることもしばしばあるが、これも誤用である。
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最終更新:2025/03/07(金) 09:00
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