田舎のスタバとは (イナカノスタバとは) [単語記事]

田舎のスタバとは、文字通り田舎で経営しているスターバックスコーヒーの事である。

田舎のスタバの概要

古来、スタバのコーヒーといえばオシャレな都会人の飲物であり、セレブリティは道を歩くとき絶対スタバのコップを持ってるので田舎の人間の憧れ、羨望の的であった。

滅多にないが、田舎から都会に出てきたときにはここぞとばかりにスタバで至福のひと時を５００円くらい払い、享受するのである。

それなのにこの近所にスタバが出来るというんだからもう大変！これは最新メニューを試してみんなにレビューしなくっちゃ!ツイートしなくっちゃ！と田舎のキラキラ女子、田舎の自称オシャレトレンドライター（笑）、田舎のさわやかイケメン気取り野郎、田舎の金持ちババア、リッチな気分を味わいたい一般人の心を揺さぶる田舎におけるご近所にとっては甚だ迷惑な一大アミューズメント施設である。

田舎のスタバの特徴

君の近くのスタバは何個あてはまるかな？よぉーしお兄さんの田舎と勝負だ！

国道沿いに建っている

都会人の思う田舎とは少し違うし、というか、勘違いしてるかもしれないからちゃんと説明しておくと、田舎のスタバは田舎のそこそこ栄えた所に建っている。最近やけにお店が増えてきたなあ、と思わせる国道沿いにポンッとあるのだ。（やっと条例などから外れて自由に店を経営しても良くなったとかいう田舎あるあるなどが主な理由）…と言っても都会人にしたら田舎に変わりないので田舎のスタバを見つけたらここが田舎のスタバか…と思いにふけるのはいいが中には入らない方がいい。理由はこの記事読んでりゃわかるって。

都会のスタバに比べると小ぶりサイズ

田舎だからって大きい店舗だとは限らないのだ。しかしよく考えて欲しい。田舎といえどもそこそこ栄えた田舎である。そこそこの人口はいるし、そこそこメインの国道沿いに建っているのだ。そこに小ぶりサイズのスタバである。この地域にはどれほどの都会にあこがれる勘違いがフラペチーノに飢えていると思われるだろうか…あなたはまだその恐怖を知らない。

夜間・休日のスタバまたはその周辺が混雑している　

前述した通り田舎にはフラペチーノに飢えた勘違いがワラワラいる。奴らのアフターファイブは決ってココ、スターバックスなのである。そしてどうせ店内は混んでるだろうから、ということでドライブスルーを選択するライフやワゴンR時々BMWだが、これも良くない。駐車場に収まらないほどの黒ライフの列である。これほどの苦行があるだろうか。しかもそれは周辺の道路まで封鎖されてしまうため、大迷惑である。信号はすぐ変わるし、黒ライフはスタバ待ちでなかなか視界から消えてくれないし、と思ってたらまた信号は赤である。挙句の果てには休日はガードマンまで雇う始末である。さすが田舎である。

国道沿いに建ってるのにオープンカフェスタイルは健在

ここは外せないポイントなのかよく分からないがいろんな意味で解放的なオープンカフェスタイルを固持している。そのためスタバ沿いの国道を通る時などは何とも哀れなものを見る目でスタバウォッチングしてしまう。シブい顔しながらフラペチーノを啜る彼らの目に映るのは見飽きた国道と汚いガススタ、くたびれた車とスーパーカブである。